奥渋マップ Vol.15
Contributed by anna magazine
Local / 2018.03.15
今回私がお伺いしたのは、ノルウェー発のカフェ&バー「Fuglen Tokyo(フグレン・トーキョー)」☕から派生した、ノルウェーのヴィンテージインテリアを扱うセレクトショップの「NORWEGIAN ICONS(ノルウェージャン・アイコンズ)」
「Fuglen Tokyo」から歩いて1分もかからない場所に位置する「NORWEGIAN ICONS」は、白塗りの鱗壁と丸みのある扉、大きな窓が目印です。北欧の街並みを連想させるようなかわいい外観が、以前から気になっていました。
もともとは美容室として使われていた建物を当時のまま活かしているという店内は、どのようになっているのでしょう❓
一歩足を踏み入れると決して広いとはいえないスペースですが、北欧デザインらしい洗練されたインテリアの数々がミニマルな雰囲気の中にきれいにディスプレイされていました✨✨
どこまでもシンプルなのに、どこか懐かしさと心地よさを感じるその空間は、もともと和室だったとのこと。 日本家屋独特の作りをうまく活かしたしつらえのなかに、まるでずっと前からそこに置かれていたかのようにヴィンテージ家具が馴染んでいました☺
「家具に合わせて内装もヨーロッパ調に改装するのは、簡単ですが、私たちは日本のマーケットに向けて、ノルウェー家具を販売している会社なので、和室に馴染みのある日本人の生活に合わせやすいよう、あえて日本のしつらえを残しているんですよ☝だからインテリアの背丈や幅感などは、店内で見ても家で見ても、さほど印象は変わらないと思います」と話すのは、マネージャーの福田和貴子さん。
「こうした演出をすることで、日本らしいライフスタイルにもごく自然にノルウェーの家具がマッチするということを理解して購入していただけるお客様も多いですね」といいます。
その言葉通り木の温もりの溢れる日本家屋と、ノルウェーの柔らかさを感じるヴィンテージデザインは、お互いが主張しすぎず、なんとも心地よい空間を作り出していました✨
「NORWEGIAN ICONS」をスタートしたきっかけ☝はオープンの3年前に開催した、ヴィンテージデザインの家具やノルウェーのデザイナー、そしてノルウェーという国の文化を紹介する展示会。
その経験を経て「より多くの人にノルウェーのヴィンテージデザインを知ってもらいたい」との想いから2016年3月にスタートし、今年で丸2年を迎えます。
また、「欲しい」と思っても価格的に値の張るものが多く、なかなか手を出しづらいのが、ヴィンテージ家具のもどかしいところ。 そこで「NORWEGIAN ICONS」は、当時のデザインを復刻したプロダクトを開発し、ヴィンテージよりも手頃な価格で提供しています‼
さらに、復刻デザインにかぎらず、次々と新たに登場する新鋭デザイナーのプロダクトの買い付けにも熱を入れています。ヴィンテージだけに捉われず、新しいものにも目を向けてノルウェーのデザインを発信しています。
かつては建築設計を学びにノルウェーに留学していた経験を持つ福田さんは、帰国後すぐに「Fuglen Tokyo」の内装工事の現場に参加したといいます。 そこで、当時、現場監督をしていたオーナーのぺぺトルルセンさんの通訳として携わったのが「NORWEGIAN ICONS」で働くことになったきっかけとのこと‼
「NORWEGIAN ICONS」の店頭に並ぶ家具の買い付けは、オーナーのペペさんが行っています。福田さん自身も以前から学んでいた建築設計の知識を活かし、年に1・2回、ノルウェーを訪れて日本のマーケットにあった家具をセレクトしているということ。 ぺぺさんと共に意見を出し合いながら、日本人のライフスタイルにあった価格帯やサイズ感を鑑みながらセレクトしているといいます。
ちなみにオフィスや飲食店などの内装設計も請け負っているという「NORWEGIAN ICONS」は、平日はショールーム兼オフィスとして使用されているので、パブリックにオープンしているのは、金土日のみ✅
日本人のライフスタイルにあった、シンプルで洗練されたノルウェーヴィンテージ家具を探しに、ぜひ一度訪れてみてください! ノルウェーデザインの虜になること間違いなしですよ☝
15. NORWEGIAN ICONS
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-16-8
電話:03-5738-7671
営業時間:11:00-18:00(金・土・日のみ)
HP:http://www.norwegianicons.no/
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anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。