INTERVIEW

CALIFORNIA CHRISTMAS. #1

IMANI NAVARRO

Photograph:217..NINA
Text: Megumi Yamano

Local / 2018.12.25


IMANI NAVARRO
STUDENT


MY FAMILY SING CHRISTMAS SONGS AND WEAR OUR FLUFFY, COMFY PAJAMAS.


ロサンゼルスの南に位置するロングビーチで生まれ育ったイマニさん。その名前の由来はスワヒリ語で信頼や信念を意味する言葉からきているそう。カーリーヘアがキュートな18歳の彼女は現在も家族と一緒に実家で暮らしながら大学に通っている。そんな彼女が毎年特に楽しみにしているのは、クリスマスの前にみんなでクッキーを焼くことだという。「ダイニングテーブルの上に小麦粉を敷いてそこに生地を伸ばすの。それをいろんなクッキーの抜き型で作っていくのよ。フロスティングしたりスプリンクルを振りかけたりね」。この夏に高校を卒業したばかりでまだまだあどけなさが残る彼女が、小さい時のクリスマス写真を数ヶ月前に付き合い始めたボーイフレンドに見せながら当時の説明をする姿がなんとも初々しい。



「クリスマスにママが作るチキン料理は絶品よ。丸ごとチキンを使うし、マッシュドポテトとグレイビーソースももちろん手作り。家においしそうな香りが充満している中、姉と弟と一緒にクリスマスキャロルを歌うのよ。あと小さい時はクリスマスの朝プレゼントの箱を開ける瞬間がとてもワクワクしたわ。いつもより朝早く起きてクリスマスツリーのところに行き、まだママが寝ているうちからゴソゴソ始めてた。だって待ち切れないでしょ」。クリスマスの写真にはどれも幼少期の幸せな光景が写っていて、写真の裏には母親の字でいつの写真か分かるよう日付けが書かれている。まさに家族の思い出と愛が写真一枚一枚に凝縮されているといえる。姉弟でクリスマスツリーにオーナメントを飾り付けするのも恒例行事で今年もやる予定だというが今年は姉がボーイフレンドと一緒にニューヨークに行くため、家族全員でクリスマスを過ごすのは難しいかもと少し寂しげな様子。「クリスマス当日、姉は多分いないんだけど、旅行に行く前にみんなでクリスマスパレードを観に行こうって盛り上がっているの。ママも弟も楽しみにしているし、家族みんなで過ごすクリスマス行事を続けていきたい」。自分たちが成長し、みんなが離れ離れになるのは母親にとっても寂しいはずと心優しいイマニさんは気にかけている。家族みんなが一緒に過ごせるクリスマスの恒例行事、つまり家族の伝統は楽しい思い出と共に受け継がれるに違いない。




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