SHIBUYA SOUTH MAP #2

女の子が大好きなもの、シュガー&スパイス、そしてAPRIL。

APRIL

Contributed by anna magazine

Local / 2018.07.06

はじめまして、松井美雪と申します!
渋谷の”南側”を勝手にMapし、見過ごしがちなLocalの魅力を伝えていく「SHIBUYA SOUTH MAP」。
#2の今回は、わたしの大好きなヴィンテージショップ「APRIL」を訪れました。

代官山駅を降りてすぐ、わかりやすくトルソーが並べられた洋服屋さんを横目に少し進むと、白いマンションの入り口に小さな案内が立っています。「APRIL」があるのはその3階。



「4月」を意味する「APRIL」という言葉の響きが気に入ってつけたのだとか。大賛成!
2017年11月にオープンしたばかりのこのお店は、ディレクターのOyuiさんが買い付けたアメリカ古着を中心に扱うヴィンテージショップ。とはいえ、置いてあるのはヴィンテージだけではなくて、Oyuiさんがデザイナーを務めるブランド「SIIILON(シーロン)」の服も並んでいます。

 

買い付けはアメリカへ。この夏は、レディなつば広の帽子とスカーフがなんだか気分。
Oyuiさんがセレクトする、かわいいだけじゃないエッジの効いた古着と、「100年後の人にも愛されるようなファッションの新しいスタンダード」がテーマの「SIIILON」のアイテムとが混在する空間。店内は毎日覗きたくなる宝箱のようであり、女の子の理想のクローゼットそのもの!



「一緒にお買い物ができる場所にしたい」とOyuiさんが言う通り、気さくにお出迎えしてくれる。
APRILの魅力は、甘くガーリーなセレクトの中に、女の子の心を掴んで離さないユニークなアイテムと、一生自分のワードローブにラインナップされるようなエバーグリーンなアイテムとが一緒にセレクトされていること。どっちが欠けても物足りない、まさにシュガー&スパイスなお店です。



小物もぬかりなく。セレクトには犬と馬モチーフが多いのがご愛嬌。
「ファッションというと、流行りのものや刹那的なものが求められていることが多いと思うんですけど、APRILやSIIILONではそれだけではなく『スタンダードなもの』を提案していくなかで、今の時代とどう付き合ってくかということを考えながら古着をセレクトしたり、服をデザインしています」



イチゴ柄のロングニットワンピース。一枚で着ても様になるけれど、寒くなったら中にタートルネックを合わせてもキュート。
「今はSNSでのコミュニケーションが主流で、服がかわいいってことよりも、かわいい人が着ている服だからかわいいと思う若い子が多いし、安くてかわいいものはネットで簡単に買える時代。そんな中で、お店に足を運んでもらった人には、服そのものを『かわいい!』と感じてもらえるような提案をしたいですね」

SNSネイティブもいいけれど、実際に手に取ってみて感じる「かわいい」感覚ってやっぱりちょっと特別。「APRIL」はそんなことを思い出させてくれる特別なお店です。

APRIL
住所:東京都渋谷区代官山町19-10 加藤ビル302号室
電話:03-6873-3576
営業時間:12:00〜20:00
定休日:不定休
Instagram:@april_vintageclothing


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