“Travel is ENCOUNTERS”
ラトビア(バルト海)篇 #51
Photos, essay by T. T. Tanaka
Local / 2022.06.23
“Fine colors”
バルト海港町Riga。目覚めの朝の一歩き。
白い鳩、ピンクの足。
起きたばかりの細い目がかわいい。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
黄色いお花にほんのり赤いグラデーション。。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
壁にかけられたブーケのお花がちっちゃくいっぱい。
ほのかにブルーと、ピンクと・・・。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
古い木造のお家。
窓にかかる花壇からの蔓が淡いグリーン。ゼラニウムみたいなお花がvividに赤い。すっきり目覚めてくっきり見えてきました・・・
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
足元に目を落としたら石畳までピンクやブルーが混ざっている。
さりげなくとめてある自転車の壁はピンク。
車の横を過ぎる人の足音までちょっと大人っぽくておしゃれ・・・
遠出続きだったから今日は朝食をすましたら街歩きしようっと。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
“Baltic stride”
リガは北緯56度。北海道より大分北。同緯度はアラスカを通過する。
太陽の光は斜めで、夏は短い。
6月~9月は貴重なお日さまdays。
半袖を楽しむのも、自動車の幌をあげてオープンで走るのも、ありがたい気持ちで盛り上がる。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
そのせいなのか、みんな歩くときは大股でちゃきちゃき進んでいるような。
大切なこの時をアクティブな感じで。
ほらね・・。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
朝晩は冷たかったりするのでセーターの人もいるの。
自転車で風を切るとね。セーターの柄がきれい。靴もね。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
カップルの歩みも石畳をぐんぐん。
ピンクの壁に青い靴、赤い靴。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
歩みを左にターンして、あ、カフェに・・・。
オープンカフェだね。いい香りが漂ってきた。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
ママと一緒にさっさと帰る・・とこだったんだけど・・・
道路で踊っているお人形を見ていて、名残惜しく・・・、振り返り振り返り。
まだ、行きたくないよう・・・
あ、靴のピンクの模様も素敵ね。頭のリボンもね。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
“Afternoon break”
お店の外においしそうな匂いといっしょに大きなシェフのオブジェ。
おひげも立派。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
外の空気が嬉しい。
ちょっと座っても風を感じるし、みんなの声も聞こえてくるし・・・
のんびりたばこをくゆらす人も・・。
それぞれの時間を感じることができてお散歩が楽しい。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
そうなのよ。この辺の夏の石畳は、ホヨホヨっとあったかいのよね。
ブレイクタイム、スマホ開いてみるのもいいし、ほら、二人でお話しするのもいいでしょ・・。
あ、二人にウィンクされちゃった。
そういえば最近、ペタっとすわっていなかったな・・
こんなに石畳が迫って見えるのすごいです。
毎日の生活に当たり前のようにあるんですね。
素敵だ~~~
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
“脇道の主役”
ちょっと脇道に入ってみたら、ここも石畳。
酔っぱらっていると、いえ、そうでなくても、入ってみたくなるんですよね。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
ひげのおじさんがトランプの絵柄みたいな感じでウォールペイントしてある。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
読めないんだけど落書きやステッカー、ペイントもいろいろあって面白い。
あ、はがれちゃっているけど、ワンちゃんもいますよね。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
猫ちゃんが車の影から出てきたと思ったらそろーりそろり。
でも僕をみかけても逃げません。結構堂々。
尻尾が縞模様。
緑の石、赤い石、紫の石・・・。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
この子は僕をみつけると遠巻きにしながらも段々近づいてきてこんな感じ。
はいはい。君が主役です。この脇道のね。
すんません。勝手に入って。
そ、そんなに僕をにらまなくても・・・。
かわいいけどね。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
“何が待っているの?”
この立派な帽子は写真撮影スタジオかしらん・・。綺麗な看板。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
わ、びっくり、どうしてシャーロックホームズなんだろう・・・。泊る人も泊っていいのかどうかおっかなびっくり。
古い建物も多くって楽しそう。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
白夜の時期は近いんだけど、夕方になると不思議な空と建物。
ドラマが近づいているような・・・
ちょっと冷えてきたので中に入ろうかしらん・・
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
わ、このライティングはなあに・・?
滝のように上から降ってくるよ~。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
こっちの建物は階段がこんな面白いループに。ステーの細工も凝っています。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
古い絵が飾ってあるんだけど、天空がかいてあるようでもあり地球のようでもあり・・
ほんのりついたランプの明かりと外の光が反射している。
お夕飯前に一度お部屋に戻りましょう。
Riga, Latvia; by T. T. Tanaka
お部屋のスイッチを入れたらほんのりイエローのランプシェード。
こんな赤ーいボンボリさんが沢山ぶらさがっていて・・・。
かわいいかわいい。
わ、とろとろ・・・と眠たくなってきた・・・。
“Latvian Colors”
今回は街の普通のストリートを気持ちがおもむくままに夕方まで歩いてみました。
ラトビアはとっても北にあって夏は短く、でもその短い季節に嬉しい色が沢山。
人々はそのカラフルな時間を少しでも楽しむかのようにアクティブでした。
そしてギラギラしていなくって上品なfineな色たち。
さりげないそれぞれの演出。みんなと楽しめるようなブーケや花壇、出窓のお花たち。
やさしさがあっちにもこっちにも。
こんなふうにそれぞれの人生のいろどりを、大切にしていきたいです。
そういえば、野良猫ちゃん、こわがらずに堂々としていたでしょ・・?
大切にされているのね。
目を閉じると遭遇した素敵な色たちがほんのり巡ってくる。
そのまんま眠りにつくのがとっても幸せ・・・。
Photos, essay by T. T. Tanaka
(※2022年より前の取材をもとに書いております)
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T.T.Tanaka
のっぽの体形からつけられたニックネーム、トーキョータワータナカ。出身は兵庫県。フォトグラファー/エッセイスト。今までに30ヶ国以上を旅してきている。アメリカではフロリダ州などに在住経験あり。マーケティングの世界に身を置きながら同時にフォトグラファーとして国内外で活動してきている。国内外各地の風景、街、人、いきものたちのお茶目なサプライズを自由に切り取って写真制作および展示、スライドショーを展開してきている。写真集ENCOUNTERSシリーズ(Ⅰ,II,Ⅲ,Ⅳ,V,VI,VII;日本カメラ社)は幅広いファンから愛されている。最新刊ENCOUNTERS in Pakistan (みつばち文庫)は子供たちのピュアな笑いがいっぱい。