BEAMS WOMENが発信する
“TOKYO STYLE”

Contributed by anna magazine

Local / 2018.10.03


去る9/14(金)、原宿の明治通り沿いにオープンした「BEAMS WOMEN HARAJUKU」は、いつだって女の子たちをワクワクさせ続けてきたビームスならではの、ガールズカルチャーがたくさん詰まった空間。ピンクに囲まれたエントランスを抜けると、色とりどりのアイテムたちが並んだカラフルな店内に心が踊る。ジャンルもブランドもルーツも超えて、あらゆる要素がミックスされたセレクトが、多くの女の子たちのオシャレ心をくすぐります。


カジュアルレーベルであるRay BEAMSとBEAMS BOYのアイテムをミックスした商品構成で、これまで同じフロアに並ぶことがなかったレーベルの垣根を取り払った提案が「BEAMS WOMEN」の最大の魅力。世界のトレンドと東京のストリートムーブメントの両方を同時発信、それはまさに今のトーキョーガールズたちのリアルなスタイルそのもの。特定のシーンに捉われることなく、モード、トラッド、ストリート、ヴィンテージなどあらゆるジャンルを取り入れて自分らしさを演出する彼女たちのためのリアルなファッションカルチャーを「BEAMS WOMEN」は余すところなく表現しています。



店内は仕切りがほとんどない空間演出で、所々に散りばめられた鮮やかな色がアクセントになっています。隅々まで見渡してみれば、ベーシックでメンズライクな「BEAMS BOY」のアイテムの側にデザイン性の高いコレクションブランドの洋服が置いてあったり、意外性のある組み合わせでの提案が印象的。隣り合うアイテム同士のギャップにハッとさせられ、そんなひとつひとつの小さな驚きと発見が、買い物をすること、洋服を着ることの楽しさを教えてくれます。


さらに、ひと際目を引くのが、古着の解体・再構築を得意とするブランド77circa(77 サーカ)のカプセルコレクション。2018年秋冬シーズンのRay BEAMSは、チェック柄にフィーチャーしていることもあり、同ブランドによるチェック柄をベースにしたリミテッドアイテムのコレクションを展開しています。デッドストックのチェック生地を用いて、柄が異なる生地同士を掛け合わせたコートやワンピース、スカートなどが登場。同じ型でも生地が変わることで、見え方がガラっと変わります。


他にも、韓国発のブランド『ジェイ クー』や、マカオ出身のデザイナーが手掛ける『スティーブン タイ』など、注目のアジアブランドも多数展開。「BEAMS WOMEN」でしか取り扱いがないブランドも多く、日本のブランドとは違った個性を持った、デザイン性が高いアイテムに自然と手が伸びてしまいます。

WEBストアで手軽に物が買える今、「BEAMS WOMEN」には、リアル店舗で買い物をする本当の意味での「体験」の楽しさが込められているように感じました。オリジナルブランドも、コレクションブランドも、古着も、すべてをニュートラルな視点で捉え、固定概念を取り払ってみる。さらにその上で、自身のパーソナルな感性をエッセンスとして加えることで完成する自分らしいスタイル。そんなオリジナルな“TOKYO STYLE”が表現できる新しい場として、「BEAMS WOMEN」の今後に注目したいと思います。

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