Key West
アメリカ本土最南端の街、 キーウェストにはクルマで行くのがサイコー!
Contributed by anna magazine
Local / 2017.11.15
声のするまま、気の向くまま、気がついたらアメリカ最南端のキーウェストに着いていた。って、そんなことは夢でしょう。ここは地図を見たらわかるように、随分ほっそりと、長い。しかもマイアミからクルマで4時間もかかる。だから小さな橋をいくつも渡りながら、その場所だけを目指さないと行けないのです。でも、その甲斐あって、右も海、左も海。青い青い世界に包まれながらクルマで走るセブンマイルズブリッジには、言葉が出ない。この素晴らしい景色を見れば、賑やかなマイアミのことなど忘れて、すっかり心変わりをしてしまう。「あー、愛しのキーウェスト!」。そこにはきっと何かがある。最果てを目指す人々の気持ちを体感しながら、国道1号線の終点へと向かう気分は最高です。
いくつもの橋を渡るごとにジワジワと強まる南国の匂い。小さな島々にはゆったりとした時間が流れていて、キーウェストに着いた頃にはもう心も身体もトロトロ。1日で回れるキーウェストは、ビーチクルーザーに乗って街を散策する人も多く、どこまでものんびりした雰囲気。とは言え、オーガニックスーパーや素敵なレストランも充実しているので、かなり楽しめます。滞在したホテルも心地よく、清潔で申し分なし。
しかも誰もが笑顔で挨拶するこの場所は天国? 名産のキーライムパイはほんのり甘酸っぱい青春の味だし、カリブ海で有名なコンク貝もなぜかこの島のスター扱い。「キーウェストってなんだか特別だろ。だからここはアメリカじゃないのさ」と、地元の人が作ったコンク共和国とやらの旗も、いろんな場所で見かけました。
もちろんそれは島人のジョークなんだけど、ユニークで愛らしいこの場所は、何時間も走って訪れた甲斐があったよね。いい感じのバーも多くて、お酒好きにも優しい。わずか2泊だったけど、本当はもっと長くいたかった。
写真:相馬ミナ/文:菅 明美
Tag
Writer
-
anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。