anna magazine vol.13 interview

anna magazine vol.13 interview

Empress Golding

photograph & text:Miyu Fukada

People / 2019.08.02

世界中の女の子50人にインタビューをした「anna magazine vol.13」。
旅の中で出会った女の子のうち誌面の中で紹介しきれなかったインタビューを特別公開!
今回紹介するのはジャマイカのメジャーなテレビ局で働くEmpress Goldingさん。
エネルギー溢れる彼女の魅力が詰まったインタビューになりました。



「問題があれば解決策を考えて解決するのよ。」


ジャマイカのメジャーなテレビ局で9年近く続く番組のエグゼクティブプロデューサー兼ホストを務め、人生で一番大変な仕事でありながら一番やりがいのある仕事と話す児童養護施設をマネージメント、常に惜しみなく動きまくっている彼女は妻でもあり母でもある。
そんな多忙な彼女をジャマイカのテレビ局に尋ねると、1時間ほどノンストップで話をしてくれた。



会社等を経営しつつ、ジャマイカの若者たちにセルフアセスメントの仕方を教えるワークショップを開催したりとリストにしたらきりがないほど。
「自分自身が幸せじゃないと、その人は会社であってもどこへ行っても幸せじゃないの。まずは自分のことを自分が管理できないと。それをどう日々の生活で実践するのか教えるのよ。」
彼女のモチベーションはどこからくるのか。
両親の仕事の関係でオーストラリアに高校時代から住んでいた彼女。高校ではたった1人の黒人生徒だった。異国で受ける差別やいじめに味方もなく1人で立ち向かわなければいけなかった経験が現在の彼女の基礎。



「ジャマイカ人は自国の生活よりより良い環境を求めて別の場所に引っ越したりするけれど、やっぱりジャマイカ人はジャマイカ人なのよ。それはどうやっても変えられない事実。私も海外に住んでいたけれどいずれはジャマイカに戻ってくるってわかっていたの。ジャマイカに戻って自分が好きなことをして、人を助ける!と決めてそれをしたの。」
オーストラリア、アメリカでの優雅な暮らしとは違いジャマイカに戻って来た当初はお金もなく、ジャマイカでよく見かける安いパン「ココブレッド」で食をつないでいた時期もあるそう。
今回のインタビューで一冊本が書けそうなくらい盛りだくさんの内容で、彼女から溢れ出るエネルギーに終始圧倒されてしまいました。

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