my shoes vol.01
IPPEI ISHIDAのスニーカー
Illustration : Tact Sato
People / 2018.04.19
足元を見れば、人となりがわかる。
日常の過ごし方や、歩き方に、あるいは考え方によって、靴のスタイルは無限に変化する。
“My shoes is my life”
そう、靴は、自分の生き方そのものだ。
日常の過ごし方や、歩き方に、あるいは考え方によって、靴のスタイルは無限に変化する。
“My shoes is my life”
そう、靴は、自分の生き方そのものだ。
僕とvans
今日履いているのは、vansの「オールドスクール」で、1カ月ぐらい前にリースの返却時に購入しました。
ずっと履いていた、同じ型の同じ色のオールドスクールがそろそろダメになりそうだったので。
シューズを買う理由は人それぞれあると思うけれど、新しく出たモデルが欲しいとか、そういうのはほとんどないですね。
最近はvansしか履いていないです。オールドスクールやエラを中心に20足ぐらい持っていて、ロケ撮影やリースの返却で歩き回る、
スタジオ撮影などで脱ぎ履き多い、スケートボードをする…など、毎朝、1日の予定をなんとなく頭に思い浮かべ、思いついたvansを履きます。
僕の主観ですが、見た目だけでならハイテクスニーカーが断念カッコ良い。ナイキのハイテクモデルは、新作が出る度にデザイン性に注目が集まるし、常に新しいカッコ良さを追求しています。好きな人は、磨いてきれいにしたり、防水スプレーを使ってできるだけていねいに履いている人が多いと思います。
でも、vansの良さはローテクゆえの懐の広さ、履きやすさだと思います。変化を気にしない・気にさせないところが好きですね。汚れている方がかっこいいし、雑に履いている姿がサマになる。キレイにすることもなく、ありのままの状態がいい。僕自身、もしファッションの仕事をしていなかったら、踵がはがれてもガムテープを巻いて履きたいって思っています。
履くこと、表現すること。
シューズとか洋服って、その人の好きなカルチャーが反映されると思うんです。それは、僕が仕事でも表現したいところ。
トップスがこういう感じだから、ボトムのバランスはコレ…っていう人もいますが、被写体・モデルの人物像を想像しながら、
こいつだったら、ロールアップぜず、ひきずっているかもとか、こんなシューズの履き方しているかもとか、あれこれを想像しながら、
スタイリングをしています。
でも、これだけvansしか履かないと、ちょっとした不便もあります。最近、他のブランドで気になるスニーカーがあって、試着してみたんです。足を入れた瞬間に気持ち悪さと違和感を感じてしまって。普通はシューズが足に馴染んでくるけど、僕の場合、足がシューズに馴染んでしまった…。足そのものがvansのカタチになっているんでしょうね(笑)
スタイリスト:IPPEI ISHIDA
東京都出身。2014年よりエディター松本有加に師事、2016年に独立しスタイリストとして活動を始める。
現在はストリートファッションをメインに雑誌やルックブックのスタイリングやディレクションなどで活動中。
http://www.ippeistyling.com
アーカイブはこちら↓
・my shoes vol.06 -沼能 章人のブーツ-
・my shoes vol.05 -白石舞のスニーカーサンダル-
・my shoes vol.04 -山田理喜のレザーシューズ-
・my shoes vol.03 -秋月庸佑の黒いスニーカー-
・my shoes vol.02 -津野祐可のショートブーツ-
Tag
Writer
-
anna magazine
「anna magazine」は、ファッションからライフスタイルまで、ビーチを愛する女の子のためのカルチャーマガジン。そして、「anna magazine」はいつでも旅をしています。見知らぬ場所へ行く本当の面白さを、驚きや感動を求めるたくさんの女の子たちに伝えるために。