いい日

えもーしょん 小学生篇 #70

いい日

2003〜2010/カイト・小学生

Contributed by Kaito Fukui

People / 2020.12.11

プロサーファーの夢をあきらめ、今はイラストレーターとして活躍するKaito Fukuiさん。小学生から大人になるまでのエモーショナルな日々をコミックとエッセイで綴ります。幼い頃から現在に至るまでの、時にほっこり、時に楽しく、時に少しいじわるで、そしてセンチメンタルな気分に包まれる、パーソナルでカラフルな物語。

小学生篇、中学生篇、高校生篇、大人篇。1ヶ月の4週を時期ごとに区切り、ウィークデイはほぼ毎日更新!



#70
「いい日」
(2003〜2010/カイト・小学生)

あちゃーーー。

遂にこの日が来ちゃった…。

なにもしなくても、学年は上がるし

一日中寝ていたって時間は進んでいるからしょうがないか~・

泣いちゃう人も居るかもしれないけど

今日が、いま見ている読んでいるこの

「いい日」がえもーしょん 小学生編の最終回です。

出会いがあれば別れもあるって言うし

卒業式なんて悲しいどころか、最高にハッピーなのに

このお別れはちょっと悲しいなぁ…。

小学生編、いかがでしたか?

ボクはえもーしょんの中で小学生編が1番大好きでした。

きっと、1番思い出がギュッと詰まっているからかも

週刊少年ジャンプのような、夢を見ていた時期だったし

なにも、本当になにも考えず

空を見て海を泳いで砂浜を走って、スケボーした6年間。

月に1度、小学生編の原稿を書くとき。

あの日々に戻ってもう会えない友人と会えるあの時間。

みんなでボロボロの秘密基地で食べた焼き芋のことを

1人自宅の机に向かって、思い出し

思わず笑って、気持ち悪って原稿を書いていました。

そうそう、今週のえもーしょんのイラストは船にしてみました。

航海に出る船です。

ボクもこれからこの連載が終わってまた航海に出る気がしたのでちょっと描いてみました。

ボクはもう、23歳になったし

なんでもかんでも断捨離する両親のお陰で、卒業アルバムなんてないから

先生の顔も名前も、当時の友人のほとんども

もうすっかり忘れてしまったけど

せめて、えもーしょんに登場してくれた友人だけは覚えていたいな

デジタルのお仕事は、この連載が始るまで嫌いだったけど

おじいちゃんになった時に、このえもーしょんが

すぐにどこでも見れるのかぁと思うと

なんだか、素敵に思えてやっぱり編集長はすごいな…と思いました。

すっごく話が逸れていますが

あと、200文字くらいでお終いです!

なにを話そう!

30分考えたけど

ありがとう! しか出てこない!

みんなのおかげで、5ヶ月間の契約の連載が13ヶ月も続きました。

1年間、ずっとずっといい日だった。

たまーに、変な日もあって落ち込んだりもするけど

家に帰って、原稿を書けばいつかのいい日を思い出して

なんか馬鹿らしいな…ってほんのちょっと元気になれました。

みんなも、そうだったら嬉しいな。

最後まで読んでくれてありがとう!


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