「LOVE＋GUTS」
レジェンドスケーターたちによる夢の共演。
at 16
Contributed by LUKE magazine
People / 2018.05.19
渋谷のアートギャラリー16にて開催されたアートショー「LOVE＋GUTS」のクロージングパーティーの模様をレポート。
スケート好きなら誰もが憧れるレジェンドスケーター達によるアートショー「LOVE＋GUTS」 が、日本で初めて開催されている。会場を２つ分け、5月11日（金）～16日（水）の会期で東京会場、5月19日（土）〜27日（日）の会期では静岡県静波のメイン会場『bnb GALLERY』にて開催する。
本日から開催される静波での展示のプレとして行われた東京での展示は、短期間の開催にも関わらず大盛況を記録。クロージングパーティーが行われた16日には、参加したレジェンドスケーターたちが集結し、東京のローカルスケーターたちとの会話に花を咲かせていた。
キュレーターとして、本プロジェクトをディレクションしている竹村卓氏に詳しく話を聞いた。
--まずこのLOVE＋GUTSはどのようなアートショーなのでしょうか？
このイベントは、レジェンドスケーター、パット・ノーホー、スティーヴ・オルソン、ランス・マウンテンが中心になって始まったイベント。これまでにアメリカなど世界各地で開催してきたスケーターのアートショーだよ。
--東京会場が本日で終了となりますが、反響はいかがでしたか？
企画段階から1年以上の準備期間を経て、パット・ノーホーとこまめに連絡を取りながら、企画を進めてきて、やっと開催にこぎつけた。これだけの人がきてくれたから反響は多かったね。平日だからどれだけ人がきてくれるかなと思ったけど、結構人も来てくれて、大盛況だと思うよ。
--今回の展示作品の中で、思い入れのある作品はありますか？
ニール・ブレンダーの作品は、特に思い入れがあるね。彼は今回きていないんだけど、基本的にあまり表に出ない人だから、ここに来てないことが彼らしいんだけどね。作品もほとんど表に出ないからそれだけでも本当に珍しいことなんだ。
今回、作品を展示しているアーティストの多くがニールに憧れて制作活動を始めたりしている。ニールの作品が日本で飾られるのは、15年ぶりぐらいだから僕もすごく嬉しかったんだんだ。パットに聞いたら毎回このイベントにオファーしていたらしいんだけど、いつも断られていたらしい。だから参加してくれたことに本当に意味があると思うよ。
ニールの作品。それ以外の参加しているアーティストの作品もぜんぶ思い入れがある。今までパットの作品もじっくりと見たことなかったんだけど、実際見てみたらすごく良かった。彼のスタジオにも実際に行って、作品を見せてもらいながらインタビューしたりして、凄い興味深い話が聞けたね。ただアーティストを呼んで開催するという形じゃなく、Zineを作るために、イベントの準備段階で参加アーティスト全員にインタビューしてから展示を開催することができたから、より作品への理解が深まったし、思い出深いイベントになったね。
パットの作品。
竹村卓氏が参加アーティスト全員にインタビューし制作したZine
--とても思い入れのある企画なんですね。
ずっと前から構想していた企画だから、それ以外にもデザインで参加してくれた西山徹と写真で企画に参加してくれた平野太呂は、小学校の同級生なんだけど、ぜひ参加したいってすごい協力してくれて。それはなぜかというと、僕らが憧れたスケーターの人たちとの仕事だから。そういうことも含めてすごいよかった。
--これから本番の展示になると思いますがどんな展示になりそうですか？
まだ半分しか東京では展示していないから、絶対に見にきて欲しい。それに19日は、スーパーセッションと題して、ランス・マウンテンが作ったプールでみんなスケボーするし、今回はゲストライダーとして、ショータ・クボっていう若いライダーを呼んでるんだ。ショーゴ・クボっていう昔のほんとここにいるスケーターたちがみんな憧れたレジェンドスケーターの息子なんだけど。彼とはハワイで出会ったんだけど、ずっと良いなと思ってたから、彼を呼べたこともとても良かった。パットがショータの滑りを見ていると、お父さんのショーゴを思い出す、って話しててすごくいいなと。それに、参加アーティストのウィリアムシャープは、お父さんの写真と自分が撮っている写真も飾ってあって親子の肖像も垣間見れるのも面白いよ。
ショータ・クボ、竹村卓氏、パット・ノーホー
ウィリアムシャープの作品いよいよ本日より静波の『bnb GALLERY』でメイン展示が開催される。まだまだ見逃せない作品たちと、スケートプールは必見だ。今週末は仲間とスケート片手に静岡トリップに出かけよう！
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