らしさを捨てるということ

Miyu Fukadaのわくわく脳内日記 #14

らしさを捨てるということ

Contributed by Miyu Fukada

People / 2022.01.24

バルセロナから帰国し自身のアーカイブを目の当たりにして、次へのステップがフツフツと湧いてきた写真家Miyu Fukadaさん。納得の行く選択をし人生を選ぶ、彼女の脳内日記をお届け。

#14

最近色々なことがあって
脳内がぐるぐるしていた。
思考が停止しないから
疲れてしまったんだ。

そんな私に休めというかのように
先週木曜日の酔っ払い事件のおかげで
丸2日間、ベットから出ずにずっとNetflixを観る流れになった。

酔っ払う最中に食べていた近所の四川料理。見た目はすごいけど辛くない。



見ていたのは
『MR ROBOT』

ボヘミアンラプソディで一躍有名になった
Rami Malekという俳優のシリーズもの。
(ちなみにボヘミアンより前から好きだった俳優)

シーズンごとに話がかなりエスカレートしていて観るとはまって抜け出せなくなった。笑


そんな引きこもり2日間の末
社会復帰。

実は転んで前歯を3本も折ってしまったんだ。
ちなみに歯を折るのは人生で4回目。
自慢にもならないくらい本当にどあほな話なんだが、まあ笑うしかない。笑笑
鼻骨折とか綺麗な顔が台無し、なんてことにならずによかった。
まぁ直後のみてくれはかなりやばかったのだけれど。

沖縄で行った友達のお店
Vida Loca(@vidaloca_okn)で出会った
沖縄と茅ヶ崎を行き来するフォトグラファーののんちゃんから
「POOL SIDE COFFEEで沖縄の子が働き始めるからよろしく!」
と言われていたので 
さてどんな子だろうと
社会復帰記念にいつものコーヒー屋さんへ。
@poolsidecoffee

ラテといちごとマスカルポーネのケーキ。



図書館で借りた本を片手に歩いて行った。

その本には
「自分らしさ」は捨てろ
と書いてあった。

ここ数年
「自分らしさ」
は置いておき
自分が撮りたい写真を撮るようにしてきた。

それを見返すと私の写真ってこういうものなんだなーという特徴がわかる。

もちろん最初から自分らしさを捨ててたわけではない。
数年前は自分にしか撮れない写真はなんだろうと悩んでた時期があった。
写真には少し傾向というか流行りがあって
ここ数年はレトロ感、フィルム感な写真が流行ってる気がする。

それはさておき
何が流行っていようと
フィルムでもデジタルでも自分がやってて楽しいことをするということが大切だとわかった。

そんな中で私にしか撮れない写真はなんだろうと考えるより
撮りたいものを撮る
というシンプルに行き着いた。







今回この本に出会ったと言うことは
またゼロに戻るタイミングらしい。

自分らしさとは言い換えればスタイル

椎名林檎がスタイルは後付け
と言っていた。

めちゃくちゃ納得。

私にはスタイルなんて全然ない。笑
常に進化したいし、するし
変化して
撮りたい被写体も撮り方もその時の自分の心情や状況で変わる。

逗子にいるときはもっぱらすっごい楽な格好しかしていないし、
眉毛だけかいてあとはすっぴんで
いつもこぎれいにしてお洒落な人をみると
素敵〜と思いながらも
私はそうできない。笑

それでもいい。

スタイルなんて死んだときに私の人生のアーカイブを作ったら傾向がわかるくらいでいいのかもしれない。

スタイル
自分らしさ
私らしさ

って言葉が流行ってる気がするけど

全部オープンに
なんでもオッケーで
なんでも挑戦(やりたい事は)
していきたいと思う。

歯は折れたけど治せる。

ここ数ヶ月の間にしていたことが
やっと晴れ間を見せてきた。

歯が折れたのも必然だったんだろーな!







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