まだまだ続く!

えもーしょん 大人篇(特別篇) #73

まだまだ続く!

2016~/カイト・大人

Contributed by Kaito Fukui

People / 2020.12.02

プロサーファーの夢をあきらめ、今はイラストレーターとして活躍するKaito Fukuiさん。小学生から大人になるまでのエモーショナルな日々をコミックとエッセイで綴ります。幼い頃から現在に至るまでの、時にほっこり、時に楽しく、時に少しいじわるで、そしてセンチメンタルな気分に包まれる、パーソナルでカラフルな物語。

小学生篇、中学生篇、高校生篇、大人篇。1ヶ月の4週を時期ごとに区切り、ウィークデイはほぼ毎日更新!



#73
「まだまだ続く!」
(2016~/カイト・大人)

※今週はボクの都合上? 勝手? に特別篇とさせて頂きます。

本当はえもーしょんの原稿の数を計算すると

ここらへんで、1週間特別篇を設けると

かっこよくフィナーレを迎えられるのです。

さて、現在時刻は3:38。

決して徹夜自慢ではありません、時間なんかどうでもいいのです。

そんなことより、月曜日になってしまいました。

これは完全に失敗です。

恐怖です。あたりは静まりかえり、救急車の音が物凄く遠くから

鳴り響いています

土日はうるさい近隣の若いにーちゃんたちもすっかりご就寝の様子。

うーーーーーーーん。

11月は本当にハードでした、1日も休めなかったので

ちょっと頭が回りません。

編集長も編集部もなんだか忙しそうで全然構ってくれないので

ちょっと寂しいです。

さて、月曜日から続いている「実録!恐怖の日曜日」

もう皆さんなら薄々お気づきだと思いますが、ここから本題へ行きたいと思います。

いかに、ボクがダメ人間か思い知ることになった際は

温かい心で見守ってください。やる気はしっかりあるんです。

かいと(23歳・冬)
11月28日 土曜日

「ああああああああああああ!!!終わんねーーーーーー!」

う、ううう う、うううう。

寒さが一気に厳しくなった小さな家で1人シクシク泣くのは

坊主頭の少年、彼は一体どうして泣いているのでしょうか?

ちょっと覗いてみましょう。

天の声「どれどれ、ほーーーなるほど」

どうやら、水曜日締め切りの原稿がまったく進まないようです。

あら、大変。

なにをそんなに悩んでいるのでしょうか?

ボク「せ、セリフが…セリフが…」

天の声「セリフが…?」

ボク「セリフが…」

天の声「一回寝たら?」

ボク「え…?」

天の声「寝たら浮かぶんじゃない?」

ボク「でも、でも…」

天の声「だいじょーぶ、起こしてあげる♡」

ボク「え、いいの?」

天の声「だいじょーぶ、だいじょーぶ」

ボク「本当に?甘えちゃうよ?」

天の声「甘えちゃってよ~♡」

ボク「いや、でもな…ダメだな…」

天の声「どうして?」

ボク「先週もそうやって寝たら夜だったから…」

天の声「先週ほら、寝落ちしちゃっただけじゃない」

ボク「そう?起きれる?起こしてくれる?」

天の声「もちろん、だいじょーぶ♡」

ボク「えぇ…寝ちゃうよ?」

『だめ!だめ!』

ボク「え!誰!?」

天の声「ちっ」

ボク「ちってなに!?今なんか聞こえたよね!?」

天の声「聞こえた?」

ボク「寝ちゃうよ?起こしてよ?」

天の声「寝ちゃいなよ~」

ボク「寝ちゃうよぉzzzzzzzzzzzzzzzzz」

ふふふ。

続く


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