MIYAZAKI

えもーしょん 小学生篇 #55

MIYAZAKI

2003〜2010/カイト・小学生

Contributed by Kaito Fukui

People / sep.25.2020

プロサーファーの夢をあきらめ、今はイラストレーターとして活躍するKaito Fukuiさん。小学生から大人になるまでのエモーショナルな日々をコミックとエッセイで綴ります。幼い頃から現在に至るまでの、時にほっこり、時に楽しく、時に少しいじわるで、そしてセンチメンタルな気分に包まれる、パーソナルでカラフルな物語。

小学生篇、中学生篇、高校生篇、大人篇。1ヶ月の4週を時期ごとに区切り、ウィークデイはほぼ毎日更新!



#55
「MIYAZAKI」
(2003〜2010/カイト・小学生)

船に揺られ、お風呂に揺られ

船酔いなんか全くせず

食堂では、チキン南蛮を食べ

たこ焼きを食べ、お好み焼きを食べ

ベッドでお菓子を食べながら、爆睡し

朝、起きると窓から陸が見えた

デッキへ向かうと、おじいちゃんや

少し?二日酔い気味のトラックの運転手さんが

気持ちよさそうに海を眺めていた。

「あっちが、宮崎だなあ」

寝坊したパパがやってきた

「あと2時間くらい?」

「うーん、まあそれくらいあったら着くね」

「すぐ会場向かう?」

「どこかで入ってから行こうよ」

「明日の、お昼過ぎくらいだよヒート」

「今日はのんびりだなー」

「波ありそうだね」

「ね、よかったよかった」

デッキから食堂へ向かい

朝ごはんを食べる

バイキング形式の食堂

朝メニューはもちろんあるけど

ボクはやっぱり、朝からチキン南蛮を食べる

「お腹痛いとか後から言うなよ」

パンケーキにチキン南蛮を挟んで食べていると

パパが言った。

「大丈夫、これ意外と美味しいから」

荷物をまとめて、車へ向かいフェリーを後にする

道路に並ぶ椰子の木が、やっぱり好きだ

宮崎は、空港もこのフェリー乗り場も

どっちも景色がいい。

空港から海へ向かう道も、椰子の木が並び

とっても綺麗だ、それに

よく晴れた日の宮崎の空は、どこか澄んで見える

空が高く大きく見えるのは、普段住宅街やビルばかり見ているからだろうか。

会場近くのホテルへ向かう途中のポイントで

1ラウンド済ませ、お昼ご飯に

毎回行く、うどん屋さんによって

それから、ホテルへ

会場の隣のホテルで、温泉に入り

ホテルで早めの夜ご飯

明日に備えて、早めに眠る。。。。。。。。。。

翌朝

ゴオオオオオオオオ

と言う、波の音

カーテンを開けると、海はすっかりクローズ

小学生のボク3人分はありそう

「今日はキッズクラスやらないんじゃないか?」

パパが寝ぼけながら言った

「うーん、ゲットできるかな…」

「いや、しろよ」

「…」

「なに?ビビってんの?」

「少し…」

「朝ごはん食べてこいよ」

そう言われるが、緊張と恐怖感で

喉を通る気が全くしない。

憂鬱な気持ちのまま、会場へ向かう

「キッズクラスもやるって、人数多いから」

と、パパ

ヒート前、ゼッケンを着て向かう

「かい、左から行け」

と、パパ

「はーい」

と、言われた通り左から

沖へ向かう

「あれ?出れちゃった」

他の選手がまだまだパドルする中

1人ポツンと、波待ちをしている

だけど…あれ…

なんかどんどん遠くへ行っているような…

気がつくと、ビーチにいるパパが

お米くらいになっていた。

ヤバイ!!! 流されてる!

必死に、戻ろうとするものの全く進まない

完全にパニック状態。

それから、ぼんやり

ちゃんとはっきりしたのは、ビーチでみんなに

「大丈夫か!!!」と言われている風景…

結果はもちろん、一コケ…

「ま、今回は許すよ笑左から行けって言ったのパパだから笑」

「チョコチップメロンパン何個分?」

パパが苦笑い

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