突然のキス!!!

えもーしょん 中学生篇 #24

突然のキス!!!

2010〜2013/カイト・中学生

Contributed by Kaito Fukui

People / apr.02.2020

プロサーファーの夢をあきらめ、今はイラストレーターとして活躍するKaito Fukuiさん。小学生から大人になるまでのエモーショナルな日々をコミックとエッセイで綴ります。幼い頃から現在に至るまでの、時にほっこり、時に楽しく、時に少しいじわるで、そしてセンチメンタルな気分に包まれる、パーソナルでカラフルな物語。

小学生篇、中学生篇、高校生篇、大人篇。1ヶ月の4週を時期ごとに区切り、ウィークデイはほぼ毎日更新!



#24 「突然のキス!!!」
(2010〜2013/カイト・中学生)

テクテク歩いて、ようやく

映画館に到着した。

歩くと、結構暑い。

「映画館の雰囲気って最高だよね」

と、ボク。

「私、ディズニーより好き」

と、彼女。

「え、それはランド? シー?」

「あ〜シー?」

「あ〜シーねぇ」

「ランドとシーの間は映画館?」

「あ〜悩まし〜」

「え〜どうだろう」

「あ〜そうかも。真ん中?よりかなぁ」

「あ〜わかる。真ん中”より”ね〜」

「そう、そう、そうそう”より”ね〜」

と、彼女は素敵な笑顔を見せてくれた。

電光掲示板の前で上を眺める

2人。

「え〜なに見る〜」

と、彼女は言った。

ボクは、コナンのチケット取ってある。

とは、あえて言わず

まずは様子をみる事にした。

「しんちゃんもいいよね」

と、ボク。

「あ〜しんちゃんね」

「しんちゃんかぁ〜」

と、彼女。

おぉ、あぶねー。

セーフ。

「あぁ〜いいね」

「!?!?!?」

と、全然違う。

間違いなく、ボクは眠ってしまいそうな

映画をいいね。と言ってきた。

「あ、でも安定のコナン君なぁ」

「犯人、捕まえちゃう?」

と、彼女。

ボクは、待ってました!!!

と、言わんばかりに

「実は、チケット取ってあるよ」

と、ドヤ顔で言った。

「え!?」

彼女は、驚きと嬉しさを2つ

表現した笑顔で

こっちを見た。

好き。×10

よく、考えれば

パパが、1人エッチ黙っておけよ。

と、暗黙の約束で

取ってくれたチケットだが…。

ボクは、とにかくドヤ顔をした。

「出来るじゃ〜ん」

と、彼女は嬉しそうに言った。

キスして。

とは、言えなかった。

「じゃぁ、ポップコーン食べよう」

と、彼女は言った。

「キャラメル? 塩?」

と、ボク。

「ん〜、どっちも!」

「どっちも!?」

「どっちも!」

と、大きな丸い容器に

2種類の味を入れたポップコーン

ボクは、この時

初めて、甘い、しょっぱい、甘い

を繰り返して物を食べる事に。

「え、どっちから行ったほうがいい?」

「味が薄いほうだから〜塩?」

「塩、キャラメル、塩、キャラメル?」

「うん、そうだね」

と、ボクは交互に2回ずつほど

食べた。

「どう?」

と、彼女。

「うんまい」

と、ボク。

「おいしいよね〜」

と、彼女は言って

ボクらは、スクリーンへ向かう。

中は、ガラガラ

ボクらのほかに

数組いるだけ。

1番、真ん中の

1番、後ろの席がボクは好きだ。

そこに、座り

ポップコーンをボリボリ食べる。

映画の前の、宣伝が始まって

ボクの好きな、ナレーションの人が

何度も登場してくる。

ボクは、物真似をして

彼女は、笑う。

本編が始まる直前

館内の、ライトが

暗くなる。

お、始まる〜!

と、ボクはもう映画に夢中だった。

その時!

チュッ❤️

と、彼女がキスしてきたのだ。

それも、お口に!!!

キャァァァァァァァァア!!!

突然の事で

乙女かいとが登場。

ワァオ。

彼女は、少しドヤ顔でにこりと笑った。

ボクは、ポカーンと

固まった…。

続く。

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