悔しさ

Miyu Fukadaのわくわく脳内日記 #57

悔しさ

Contributed by Miyu Fukada

People / 2022.12.12

バルセロナから帰国し自身のアーカイブを目の当たりにして、次へのステップがフツフツと湧いてきた写真家Miyu Fukadaさん。納得の行く選択をし人生を選ぶ、彼女の脳内日記をお届け。

#57


何度も行った箱根だけどここはまだ見てなかった新しい景色。


今の仕事は
人と製作側を繋ぐ仕事。

会社の意向と
相手の希望があわないことがあるのでその間に入ってお互いの妥協点を見つける手助けをする。

対人だから嫌だと言ったらそれ以上押しつけることはできない。

もっと強く説得してほしいらしい製作から
責められた。

悔しくて泣いた。

人をコントロールすることはできない。

だから私の出来ることにはリミットがある。

それをわかってもらえてない気がした。

事前情報も少ない中
その人との信頼関係を築き上げたこの2ヶ月。

自分なりに相手の特徴と
どう対応してほしいか
自分がもしその人だったら何を聞かれたら嫌だか
どのくらいの距離を保ちたいか考えながら仕事に挑んでた。


いつかの夕焼け


世界を旅して色んな人に会って
色んな人に取材して
育った家庭も環境も文化も違い
自分の常識が通じない人たちとも
友達になってきた私。

相手が周りにどう思われていても
結局人間。

絶対共通点は見つけられると思って
挑んだ仕事。
ここ一ヶ月くらいで最初よりはるかに打ち解けてプライベートな話やジョークまも全然言い合えるようになってきたから私のやってきたことは間違ってない。

それとは別に
現場や会社のおかしなこと
整ってないことにすぐ気づいてしまう。

ここをこうしたらもっと良くなるのに。
って。

でもそれもたまにはおせっかいらしい。

それにしても日本人は働きすぎだ。

悔しいけどまだ仕事は続く。

絶対めげないもん。

私にしかできない仕事やってるんだから。


早朝撮影 一日が始まる隅田川




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