試合も後半戦。

えもーしょん 高校生篇 #8

試合も後半戦。

2013〜2016/カイト・高校生

Contributed by Kaito Fukui

People / jan.15.2020

プロサーファーの夢をあきらめ、今はイラストレーターとして活躍するKaito Fukuiさん。小学生から大人になるまでのエモーショナルな日々をコミックとエッセイで綴ります。幼い頃から現在に至るまでの、時にほっこり、時に楽しく、時に少しいじわるで、そしてセンチメンタルな気分に包まれる、パーソナルでカラフルな物語。

小学生篇、中学生篇、高校生篇、大人篇。1ヶ月の4週を時期ごとに区切り、ウィークデイはほぼ毎日更新!



#8
「試合も後半戦」
(2013〜2016/カイト・高校生)

えええええええ!?

と、びっくりする

おじさん達を横目に

テイクオフ。

綺麗な、三角だ。

レフトか、ライトか。

ボクは、迷わず得意のライトへ。

力を抜いて、ボトムへ降りる。

少し、踏ん張り

トップ目掛けて、レールを入れる。

トップですかさず

逆のレールを、目一杯入れて

後は、流れに身を任せれば

ボクの好きな、カービングだ。

ボトムから、ターンまでの一瞬が好きだ

例えるなら

彼女とのエッチ中

イク寸前の、2人のあの盛り上がり。

そんな、よう。

トップで、レールを入れる瞬間は

イク瞬間で

カーブしている時は

もう、イッてしまい

「はぁぁぁ〜」とボーッとしているようだ。

最後の、スープに当て込む時は

シャワーに近い。

と、ファーストターンを決めたら

セカンドターンだ。

このまま、ノートリムで次へ行くのもいい。

その方が、試合では正解だ。

が。

今日は、ボクのサーフィンをすんだ。

ノートリムなんて、太ももに

乳酸が溜まって、フィニッシュが

弱くなるだけ。

それなら、今日は

このまま、スピードをつけようじゃないか

セカンドターンはすっ飛ばし

フィニッシュの大一番で

大きなターンを決めよう。

スピードをつけ、フィニッシュの

セクション目掛けて、一直線。

猪突猛進に駆け抜ける。

ぐぅぅぅぅぅうううっと、ボトムで踏ん張り

思いっきり、蹴り返す。

すると、

スコーーーーーーン!

板が抜けて、ボクは真っ逆さま……。

またやった…お決まりのパターンね。

続く。


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