Go for it! キムケイのスケートボード初心者日記。#3
Contributed by kimura kei
People / 2018.06.28
遂に手に入れたスケートボード!
これからのスケボー生活にワクワクする一方、
しっかり滑れるようになれるだろうかと一抹の不安が。
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いきなりのスケボーデビュー
ついに手に入れたスケートボード。購入したボードを持って帰社するとスケボー乗りの編集Kとストリートカルチャーに詳しいデザイナーNがちょっと乗って見せてよと無茶振り。一人でこっそりと練習しようと思っていたのに……。予期せぬタイミングでスケボーデビューすることになってしまった。でも、乗り方もよく分かって、声をかけてもらえて逆にラッキーだったかもと思い直し、会社の前の道路を滑ってみることに。恐る恐るボードに乗って、地面を蹴り出す(このボードを進める動作を“プッシュ”と言います)。ボードは前に進むものの、身体がグラグラと不安定であまり強く踏み出せない。
僕の不安げなプッシュ姿を見かねて編集Kが見本を見せてくれた。「しっかりボードに乗せている方の足に体重をかけると安定するよ」。そう言われ試してみると、なるほど、たしかに乗りやすい。「とにかく、まずはプッシュをしっかりできるように鍛えよう」そう最初の目標を決めて、僕のスケボーライフがスタートした。
街乗りスケボーは良い路面探しから
購入から数日後、休日に近所の道で練習してみることに。プッシュはこの前なんとなくコツを掴めたし、一人でできるだろうと滑ってみる。滑れるのは滑れるけれど、進むスピードはまだまだ遅く、何より人の目が気になる。僕のボードに付けているウィールはハードタイプなので、路面の粗い道を滑るとガー、ガーとかなり大きな音を立てる。この音のプレッシャーは初心者一人で滑っているとなかなかのものだと気付かされた。辰巳屋の店長のアドバイス通り、街乗りはソフトウィールの方が良かったみたいだ(そういえば、前回のパーツ説明でスケートボードの車輪のことをタイヤと書いていて、社内のスケボー識者からスケボーでは“ウィール”と呼ぶんだよと訂正が入った。取材時店長がタイヤと話してくれてたのは、僕に少しでも分かりやすく伝えようという優しさからでした)。
そんな音問題もあり、なるべく音が出なくて滑りやすい、しっかり舗装された道を探してウロウロ。レベルは違っても、スケーターが街でトリックを決めるポイントを探しているような気分になってきて、「なんだかスケーターっぽい」と一人でその気になってしまった。
下記、個人的に感じた滑りやすい路面と滑りにくい路面の写真になります。
<滑りやすい路面>
こういう砂利のつぶつぶが表面に出ていない、しっかりとローラーされた路面がスーッと滑れて良い。
<滑りにくい路面>
こういう明らかにデコボコした道は滑ると振動がすごくて、足が痺れてしまいとても滑っていられない。音も大きくなるので避けたい。
道のちょっとした割れ目や段差も注意。歩いてる時は気にしないレベルでも、ウィールが引っかかって転倒することがけっこうあります。そのうちジャンプしたりして避けられるようになるんだろうか。
こんな道を探しているのに時間を使うなら、スケートパークに行って滑った方が楽なんじゃないと思われるだろうが、初心者&オーバー30歳の自分にとってパークはなかなかハードルが高く、もう少し鍛えてから臨みたいのです。
ちなみに格好から入る僕は、スケートボードを手に入れた後、シューズも新調。いろいろ悩んだ挙句、普段履きにも格好良いadidasのスケートボードシューズをゲット。クッション性のある分厚い中敷とグリップ力のあるソールがボードに乗る気分を上げてくれます!
梅雨に入り、滑る日数も限られますが、次のレポートまでにはプッシュに加えて、初歩的なトリックを見せられるように頑張るつもりなので、楽しみにしていて下さいね。
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kimura kei
LUKE magazine編集長。 制作会社Mo-Greenで広告制作などの仕事に精を出す傍ら、“anna magazine”編集としてアメリカ国内を取材。いまは男性向け情報誌“LUKE magazine”創刊へ向けて、企画作業の日々。