幽体離脱ワールド。

えもーしょん 小学生篇 #19

幽体離脱ワールド。

2003〜2010/カイト・小学生

Contributed by Kaito Fukui

People / feb.28.2020

プロサーファーの夢をあきらめ、今はイラストレーターとして活躍するKaito Fukuiさん。小学生から大人になるまでのエモーショナルな日々をコミックとエッセイで綴ります。幼い頃から現在に至るまでの、時にほっこり、時に楽しく、時に少しいじわるで、そしてセンチメンタルな気分に包まれる、パーソナルでカラフルな物語。

小学生篇、中学生篇、高校生篇、大人篇。1ヶ月の4週を時期ごとに区切り、ウィークデイはほぼ毎日更新!



#19 「幽体離脱ワールド」
(2003〜2010/カイト・小学生)

光の方に向かうと

ゆっくりと

光が広がる。

隣の家の、リビングが見える。

そこにある

ソファに、1人の男が倒れ込んでいる。

どうやら、具合が悪いらしい。

すると

誰かが、近づいてくる。

母親だろうか

心配している様子だ。

男は、ピクリとも

動かない。

母親は

慌てて、電話をする。

再び、暗闇が広がる。

今度は、下の方に

光が見える。

再び、光の方に向かうと

ゆっくり、光が広がる。

走っている。

とにかく、急いで走っている。

ある、家に着くと

1人の女性が

泣いて、駆け寄って来た。

何を言っているのかは

わからない。

家の中に入ると

1人の男が

ソファに倒れ込んでいる。

男は、ピクリとも動かない。

タンカーに乗せて

車に乗せる。

男は、ピクリとも

動かない。

暗闇が広がる。

今度は、少し右上に

光が見えた。

そこへ向かうと

ゆっくり、光が広がる。

小さな、車の中を見下ろす。

沢山の、機械や薬が

積まれている。

3人の人の頭が見える。

2人は、男

水色の洋服を着て

マスクをしている

もう1人は、さっきの母親だろうか

心配そうにしている。

真ん中には、さっき

ソファに倒れ込んでいた

男が、寝かされている。

腕には、点滴がされている。

水色の洋服を着た

男が

寝かされている、男に

何か、話しかけている。

しかし、男は

ピクリとも動かない。

暗闇が広がる。

左下に光が見えた。

光が広がる。

壁には、たくさんの機械

そして、薬が積まれている。

目の前には

男が、寝かされている

さっき、ソファで倒れていた男だ

隣には

その、母親だろうか

1人の女性が、男の手を握り

泣いている。

男は、点滴がされている。

辛そうだ。

男の、向かい側には

もう1人、男がいる。

全身、水色の洋服を着て

男に、何か話しかけている。

が、男は

何も、反応しない。

暗闇が広がる

気づくと、光がない。

どれほどの、時間が経ったのだろうか

音もない。

すると、微かな

光が、目の前に見えた

続く

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