Shooting in California – Clara Balzary

ピュアでエネルギッシュ、クリエイティブなLAの天使

Contributed by anna magazine

People / 2018.01.18



カリフォルニアで生まれ育ったクララ・バルザリー。彼女は注目のフォトグラファーとしてLAとNYを飛び回っている。VANSの広告を手がけるなど、多彩に活躍する彼女のライフスタイルは、カリフォルニアの自由なイメージそのものだ。



LA生まれ、LA育ち、生粋のLAガールのクララは、VANSを始め大手ブランドの広告やファッション雑誌などで活躍する注目のフォトグラファー。撮影でNY、LA間を行き来する慌ただしいスケジュールの合間をぬって、オフの日はカリフォルニアでのんびり自然を感じながら日常を満喫。そんな理想を絵に描いたようなクララのライフスタイルを伺いに自宅を訪ねると、ハイテンションで迎えてくれた。





「一年前にNYから引っ越してきたばかりなの」といって、私たち取材班を通してくれたリビングは、古き良きカリフォルニアを思わせる落ち着きのある空間。作り付けの本棚には、写真集やレコードがすっきりと収納。壁に飾られている写真について質問すると、「このイギー・ポップの写真は、パパからもらった大切なギフトのひとつなの」と、何やらツウなギフトを自慢してくれた。それもそのはず、彼女の父は、超有名ロックバンド“レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以降RHCP)”のベーシスト、フリーなのだ。


フリー(マイケルPバルザリー)
父親のフリーとは大の仲良し。最近は“レッド・ホット・チリ・ペッパーズ”の海外ツアーでムービーを撮影するなど、仕事でも一緒になることが増えた。彼はクララに「やりたいことをどんどんしなさい。しかし時には忍耐も必要だ」とよく言ってくれるそう。その言葉通りに、常に真っすぐに取り組む彼女の前向きなスタンスが築き上げられてきた。






父譲りだと思われるファンキーでエネルギッシュなエナジーがあふれている彼女は、常にクリエイティブな好奇心でいっぱい。キャンプから仕事まで、撮りたい感動をいつでもカメラに収めている。「今日みたいに被写体になるのは珍しいけど、どんなときでも楽しむのが私の主義なの」。


©Clara Balzary



©Clara Balzary

「仕事もプライベートも楽しむのは一緒」と、満面の笑みで答えるクララが、プライベートで撮影した作品を一部見せてくれた。サラッとした雰囲気ながらも、随所にロマンティックな匂いが漂う。彼女が現すガーリーな世界観や、突如、ニュートラルな時間が流れるスローモーションの世界など、静と動の二面性を感じさせる作品が多い。今後の活躍もますます楽しみ。


クララ・バルザリー
1988年LA生まれ。カレッジで写真を学んだ後、ファッション界の大御所フォトグラファー、マリオ・ソレンティの元、NYで3年近く修行し、現在は、広告、エディトリアルをメインにフォトグラファーとして活躍中。またRHCPのライブツアーなどのムービーも手がける。


写真:Chika Okazumi/文:Momo Takahashi

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