
Own Beautiful Adventure in Japan -Kitaguni- #33
リベンジマッチ
Contributed by Nachos
Trip / 2022.03.31
#33
極寒の中、波を求めるためだけに”車中泊をする”という選択を選んだ私たち。
「よく自由に見えるって言われるけどさ、気圧配置に振り回されてる私たちって自由じゃないよね。あはは」
さて、どうなるんだろう?

ちょうど夜が明けるころに海についた。
海には無数の船の明かりが見える。

海を見るとバレルにはなっていないもののまだ波は残ってる。
綺麗なラインナップも見える
「わぉ〜!!」
ここが極寒の海ってことも吹き飛ばすくらいテンションが上がる私たち(笑)。

もっとも寒い朝方の海。キーンとする冷たさと静けさの中で各自黙々とスタンバイ。
ちょっとキリッとする空気感の中で準備する私を友達が撮ってくれていた1枚。

だんだん夜が明けて太陽が出てきた。
波も良い感じに割れている、というか最高!!
相変わらず海の中は今まで感じたことないくらいに冷たい。

朝日に包まれながら波に乗ってくる彼女の姿を見ると、美しくて思わず「わぁ」と声が出る。
この前、海の冷たさ厳しさを思い知らされたはずなのに、
彼女が波に乗ってくるところをみていたらそんなことはどうでも良くなってしまった。
またまたアドレナリンが湧き出てくるのがわかった。
海水を泳ぎながら夢中になってシャッターを切る。
「あぁ、楽しい」
そんなことを思いながら夢中で泳いでシャッターを切る。
こんな広い海のなかは私たちだけ。
こんな贅沢な空間を貸し切りできるなんて私たちはなんて幸せなんだろう。

あれ、なんかシャッターが切れない。少し指の感覚がおかしいぞ…。
その時「ナチョス、なんだか私頭がボーっとしてきちゃった。」と彼女が私に声をかけた。
「そうなの、なんだか私も手が冷たくて痛くて指先がなんだかよくわからない感じになってる」
「やばい、上がろう!!」
ヒートアップしちゃって2人とも気づかなかったけれど、どうやら長時間海に入りすぎて冷たい海の中で身体がオーバーワークしちゃってたらしい。危ない危ない。
「早く温泉に入ってあったまろう!」
リベンジマッチはしっかりとメイク出来てご機嫌。

帰り道はお日様も出てきて車の中はポカポカ。
その道中に遭遇したキタキツネ(何匹も見た)。

今夜はお家でゆっくりタイム。
低温調理してくれた砂肝のコンフィとおつまみたちと美味しいワイン。
食べた瞬間「美味しい!!!」と大きな声が出た(笑)。
幸せです。私は。
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Nachos
海と旅に魅了され、サーフボード片手に様々な国へサーフトリップで訪れる中、海と自然を愛しながらハッピーに輝く女性達をたくさん目にし、その空気間、美しい瞬間、旅やライフスタイルを自分なりに伝えたいと思いカメラを手にする。女性目線と女性にフューチャーした”saltybabe photo”を世界中の海を旅しながら撮り続けている。










































































































































