
LOOKING FOR U.S.A
アメリカ村は、果たしてアメリカなのか。
Investigators (調査員): Kenji Yoshida
Trip / 2018.06.28
このメールを確認した僕は「フンガー」と鼻息を荒くしてやる気に満ちたわけでもなく、「勝手にすれば……」と冷めた目で受け流したわけでもなく、ただ「へぇ〜」とローソン(ナチュラルじゃない方)のアイスコーヒーを飲みながら思っていた。面白そうだったし、どちらかと言えば「行きたい」という前向きな意思の方が強かったんだけど、その日までに業務を終えているだろうか? という不安もあり、少し様子を見ながら検討することにした。
その数日後、これまた編集部全員への一斉メールで「吉田さんと、鈴木さんの2名が参加となりました。」と主催者からメールが届いた。どうやら、コンテナー編集部では『前向きに検討する=参加』と捉えられるらしく、晴れて僕の大阪行きが決定したのだ。そして、大阪遠征に当たって主催者から3つのタスクが課せられた。
【参加者のタスク】
1、車の運転をすること
2、トークショーの手伝いをすること
3、アメリカ村でアメリカを探すこと
ということで、僕はトークショーの翌日、3つ目のタスクをこなすためアメリカ村でアメリカを探すことにした。その調査結果をここで発表したいと思う。
と、その前に・・・
僕は兵庫県出身だ。アメリカ村に初めて来たのは中学生か高校生の頃で、人や店がとにかく多くて“ガヤガヤしてる街”。良くも悪くも、アメリカ村にそんなイメージを持っていた。それから大学を卒業するまで、2ヵ月に一度くらいの頻度でここに通った。僕はアメリカンカルチャーを知るよりも先に、アメリカ村に触れていたから「なぜアメリカ村は“アメリカ”村なのか?」とか「実のところアメリカっぽいのか?」とか聞かれても知らないし、考えたこともなかった。「アメリカで古着を買い付けて来た店が多かいからじゃない?」みたいな漠然とした答えは持っていたけど、正直よく知らない。おそらく、25〜35歳くらいの人たちはみな同じような答えしか持っていないような気がする。けど今回、今までと違った視点でアメリカ村を散策してみた結果、アメリカがいくつか見つかりました! 僕の偏見・贔屓・思い込みが含まれている可能性もありますが、吉田的にアメリカ認定を果たしたものたちを10個紹介していきます。
認定File:No.1
世界遺産にも認定されている自由の象徴

認定理由:アメリカのシンボルだから文句なしに認定!
認定File:No.2
神戸牛の上で(たぶん)MJを見守るスパイダーマン

認定理由:アメリカの国民的ヒーローで恋人想いだから認定!
認定File:No.3
スターウォーズに出ないタイプの宇宙人

認定理由:anna magazine vol.11で「宇宙人の街」ロズウェルを紹介していたから認定!
認定File:No.4
柵のなかの無情な極悪人

認定理由:バッドマンの強敵でありながら熱狂的なファンも多いジョーカー。 きっと夜になればライトアップされて、ちょっと怖いから認定!
認定File:No.5
アメ村のシンボル!? ピエロのトム君

場所:三角公園から南へ約30m、そして東へ約10m進んだところ(古着屋「アメリカンロングリバー55」前)
認定理由:オーナーがユニークでおもしろい、ロックバイカースタイルを提案する古着屋「アメリカンロングリバー55」の前にいるトム君。キャッチーな2頭身ピエロだから認定! アメ村のシンボルです!
認定File:No.6
バスケの神様マイケル・ジョーダン

認定理由:NBAで大活躍したマイケル・ジョーダンのパネルがあるから認定!
認定File:No.7
多分、どれかが欧米人でどれかが日本人……

場所:三角公園から南へ約200m、そして東へ約30m進んだところ(道頓堀ホテル前)
認定理由:きっとどれかは欧米人のような気がするから認定! アイフォンのカメラ、ちゃんと顔認証します。
認定File:No.8
心斎橋の超人気たこやき店

場所:三角公園から南へ約50m進んだところ(まんだらけの横)
認定理由:ドジャースのマエケンのサインがあったから認定!
認定File:No.9
人の形をしたスリムなオブジェ

場所:アメリカ村のそこらかしこに
認定理由:顔が小さくて、手足が長いから認定!
認定File:No.10
再登場のジョーダン‼

認定理由:スリムなオブジェの1本に描かれていた似非マイケル・ジョーダン。けど、かわいいから認定!
「なんとしてでも10個は見つけたい!」という思いもあり、無理やりのようにアメリカ認定を下したものもあった。けど、ちゃんと探してみれば、アメリカ村にアメリカ“っぽい”ものは、もっとたくさんあるはずだ。きっと……
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LUKE magazine
「anna magazine」から飛び出した、男の子のためのミックスマガジン、それが「LUKE magazine」。「世界は、アメリカは、僕たちが考えているより、ずっと広い!」を合言葉に、アメリカを中心に世界のあらゆるカルチャーを発信。誰もがワクワクできるコンテンツを提供します。












































































