1年に1度しか会わないのに家族みたい

To Me, Somewhere in the World #121

1年に1度しか会わないのに家族みたい

Contributed by Yoko

Trip / 2024.03.20

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#121


2泊3日で北陸へ。北陸に長野が含まれるような気もわずかにするが。北陸新幹線の延伸日にちょうど福井へ行ってきた。


今庄駅。看板が可愛くなっていた。


用があるのは敦賀から二駅の今庄だが、第三セクター合同の土日パスが安かったので、わざわざ富山で降りて鈍行で今庄まで。富山から金沢、金沢から福井までは快適だったが、福井から今庄までのハピラインは大混雑ですごかった。新幹線云々の影響で、地元は何だかいろいろあるらしい。日が経って落ち着くことを祈ろう。ハピハピハピライン。


ご飯会。食べる前に撮るのを忘れた。


今回の目的はゲストハウス・玉村屋の5周年イベント。昼も夜もイベントをしていたようだが、結局夜だけ参戦してきた。いつ行っても街の人たちとの距離感が近い、まるごと実家みたいな宿。ここでは「お腹空いた〜〜〜ごはん〜〜〜」しかほとんど言わない(笑)。でも食べ物がいっぱいあるので、結局すぐにお腹いっぱいになって、すぐにおとなしくなる。今回はイベントなのでご飯を持ち寄りつつ、いつも通り作ってもらったりもして、あとはほとんどみんなでゆっくり過ごす夜だった。


深夜のボドゲタイム。


酸いも甘いも教えてくれる今庄の夜は相変わらず。ご飯会から引き続き、眠いけれど何だか流れで参加してしまう深夜のボドゲタイムも欠かせない。その間に近況を話すでもなく、ただただ一緒にいるだけなのだけれど、親戚でも何でもない、それでも一緒にいると心地良い人たちと過ごす夜。通常運転でもあり特別な時間でもあり、やっぱりいつでも必要な余白なのだった。それでもかつての大人は父になり、学生は社会人になり、一軒の宿が二軒になり……と確実に未来へ進んでもいて、ただの外野なのに何だか感慨深かった。


いつでも感慨深くなる駅。


朝は、宿主の子どもと戯れつつみんなでご飯を食べたらあっさり出発。最近は1年に1度しか会わないのに家族みたい、と帰りしなに思ったけれど、本当の家族と会う頻度だってそれくらいの人がいるのだから、もう本当に家族みたいなものか、と思ってちょっと面白かった。




リンナス金沢。今年3周年。


その後立ち寄った金沢でも、コロナ禍を過ごした忘れられない思い出がある宿で再会を果たす。約束をしているわけでもなく、会えるかどうかもわからないタイミングだったので嬉しい時間だった。その場所にいるだけでいろんな場面を思い出し、実際に話してあたたかい気持ちになり、やっぱり来てよかったと思う。

北陸は近いけれど、料金面では高くて遠くなり、足が遠のいていた。それでも久しぶりの街は、いつも通り気温は冷たくて、それでも居心地はよかった。また行こう。


金沢駅。




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  • Yoko

    長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。