Mamma mia! #163
Forza Inter🖤💙
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2023.06.13
突然だけど、イタリアに来てからInter(インテル)の大ファンになった。
昔、長友選手がいた、あのInter。
ちなみにファン歴4年ほどのまだまだ新米だけど。
そして、昨晩は年に一度行われるUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦だった。
対戦相手は、マンチェスター・シティで、私はもちろんInterを応援。
でも、決勝の数日前からマンチェスター・シティの圧倒的な強さや、Interが勝てる可能性が低いことをみんなが話していた。というのも、イタリアにもサッカーベッティングみたいなものがあるらしく、もしマンチェスター・シティが勝ったら2倍、インテルが勝ったら7倍という賭け率だったらしい。
とは言え、去年からInterはかなり調子が良かったので、希望があったし、みんな期待していた。
そして、当日。
Interの監督がPiacenza出身ということで、どこかの施設の一角に大型スクリーンが設置され、パブリックビューイングが行われるというので、即参加表明し、会場へ連れてきてもらった。
やったー!!
Interの旗を振りながら会場を活気立たせるサポーターたち。熱気がすごい!!
試合は夜9時スタート。
朝から予定が詰まっていて、なんとか試合開始の1時間前に到着したものの、すでに会場は人で溢れ(思った以上に狭かったのだ)、座れる場所はほぼなかったので、ジントニックを買い、後ろの立ち見席の中でも前に人が立たない見えやすい場所を選んで待つことに。
これで、ポジション問題はクリア。
背が低い私にとって、観戦ポジションは一番大事だったりする。
こちらは逆サイドにある少し見えにくいエリア。だんだん陽が落ちてきた、8時40分頃。
そして、キックオフ。
ご存知の方も多いと思うけど、イタリア人たちのサッカー熱って本当にすごくて、毎度圧倒されるんだけど、試合展開が切羽詰まったシーンになると、それはもうすごくて。
試合中、節々で「喝」という見えない物体が背中に突き刺さる感覚。
相手のファールやレフェリーの納得できないジャッジには、容赦なくバッドワードが飛び交いまくる。
さらに、言葉と一緒にジェスチャーもあるので、思い入れとInterへの愛が半端ないのだ(笑)。
でも、イタリアのサッカー観戦ってこれが楽しい!
一緒になってワイワイやっちゃう自分がいる(笑)。
すごく惜しいゴールの時は頭を抱えたりしてこの世の終わりのような表情になる。日本にいるときは絶対にしてなかったと思う(笑)。
そして、ゴールが決まりそうになると、みんなが一斉に椅子から立ち上がる。
そのタイミングで私も隣にある一段高い木製のステージに上がる。
この一体感がすごいし、エキサイティングしている自分がいる。
スクリーンを前に必死に応援中。
結局、ゴールのチャンスは何度かあったものの、1-0でInterが負けてしまった。
帰り道。車から流れてくるInterチームに対して、コンプレインする評論家たちの声を聞きながらBirreriaへ向かった。
パブリックビューイングの会場で、ビールが切れて飲めなかったので、ここで。
次は、サンシーロ(スタジアム)デビューしたいな。
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)