Between the waves #97
あの感覚
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2024.01.15
#97
季節外れの、(多分)今年最後のスウェルが12月にやってきた。
毎回、毎回、
This might be the last swell of the year……
なんて10月から言い続けている雨期真っ只なこの時期に、バリ島がまた自然の贈り物をくれた。
前日までは湖みたいにシーンとしていて泳ぐのにはピッタリだった海が、次は大きな音を立てて波を呼ぶ時のあの感覚。
ゾクゾク、ワクワク、1秒でも早く沖に出て波に乗りたい興奮。
何回経験してもやっぱりこれだけは何にも変えられないな。
この日は朝に2時間半、夕方に3時間も海に入り続けて、おまけに最高なサンセットまで。
夜は久しぶりにサウナとアイスバス。
数ヶ月前に会った友達とバッタリ再会してサウナでお互い汗をかきながらキャッチアップ。
そのまま一緒にディナーへ行ってパスタを頬張り、欠伸が止まらなくなりながら家へと向かう。そして着いた瞬間、ベッドにスライドインして8時間も寝た。
文字通り、最高の1日。
バイク15分圏内でこんなことが全てできる私が住んでいるエリア。
終電を気にすることもなければ、どこかに行きたいと思ったらすぐにどこにでも行ける自由さ。
オーストラリアに住んでいた時はガソリン代が無駄に高くて、遠出も億劫だったけど週に1回300円でガソリン満タンにできるバリでは行動範囲が広がる。
私たちってなんてラッキーなんだろうね〜という会話を毎日繰り返す。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。