イギリスのChristmas ~Cheltenham編2~

Que Será, Será #12

イギリスのChristmas ~Cheltenham編2~

Contributed by Sara

Trip / 2024.02.27

『旅が私を変えてくれた』
バックパッカー、1人旅、そして留学。現地に足を運んだからこそ見えてきた、それぞれの国でのそれぞれの暮らしかた。「なるようになる!」をモットーに旅をし続ける大学生saraさんの、「旅の記憶」をシェア。


#12


ついに12月25日。イギリスでのクリスマスもいよいよ当日。
全員が朝7:00にクリスマスツリーの前に集合した。眠い目を擦りながら、大開封タイムが始まった!


25日の朝7:30


まずは自分宛のプレゼントを探すところから。私はファミリー4人にスウェーデンでゲットしたあったかい靴下をプレゼントした。そしてファミリーからもマグカップに水色のニット、それに靴下やお菓子までたくさんプレゼントをいただいた!


私にもサンタがやってきた!


そしていよいよご飯の時間。お腹を空かせるためにみんなでChristmas walkをして準備ばっちり。


ホストマザーとキッチンで準備中、こっそり2人でシャンパンを開けた!


この1週間ずっと楽しみにしていたクリスマスディナー! ディナーといっても、午後2時すぎ、昼下がりから山盛りのごはんを食べるのがイギリス流(もしかしたらこのファミリー流かも) 。机いっぱいに広がるスペシャルメニューたち。


絶景だったな



右下にあるソーセージにベーコンが巻かれているのは、pigs in blanketと呼ばれているもの


ホストマザーが言っていたように、本当に食べて飲んで、ひたすらゆっくり過ごしたクリスマスだった。日本に帰っても、家族とのクリスマス時間を大切にしたいと思う日々だったな。クリスマスが終わったということは、もうすぐお別れということ。


ホストブラザーがサンタさんにもらったプラネタリウム


最終日、ファミリー全員が空港までお見送りをしてくれた。私を降ろした後、空港の近くに住む親戚のお家に遊びに行くみたい。私は、事前にスウェーデンのポストカードにお手紙を書いていた。寂しい気持ちを抱えながら、カードを渡して大きなハグをした。本当に最後のお別れ。でもまた会える、そんな気がした。

午後の便だったから、空港で食べる用にサンドイッチを作ってくれた。5年前からサンドイッチ作りはホストファザーの担当。サンドイッチにはクリスマスのターキーが入っていて、ミンスパイとチップスまで付けてくれた。


スペシャルセット


私はいつも、お別れのその瞬間に寂しさを感じることが苦手だ。とっても寂しいと思うけれど、自分の気持ちが掴めないまま笑顔でバイバイすることが多い。1人になってようやく、それを実感して心がきゅっとなる。

仲良しのあの子を見送った時も、留学に出発する時も、そしてファミリーとお別れした時も、まさにそうだった。搭乗を待つベンチでお昼を食べながら、寂しさがどっと溢れてきた。ホストマザーが「私とホストブラザーは涙を流してしまった」と連絡をくれた。そこでまた心がきゅぅっとなった。でもこんなに寂しさを感じるほどいい時間を過ごせたこと、そんな時間を共有できる人に出会えた証。寂しくて嬉しくて、やっぱり寂しいけど、でも愛おしいな。



この1週間、ファミリーみんなとたくさんお話した。特にホストマザーとホストファザーとは、5年前以上にいろんなことを話した。お仕事のこと、大学でのこと、家族のこと、将来のこと。5年前にはできなかった話ができたり、当時の思い出話ができたり……。パワフルで明るいママ、ユーモアのセンスがあって人一倍優しいパパ。どこか私の両親にも似ている気がして、とっても嬉しくてとっても不思議な気持ちだった。


family walk中に撮った2人の後ろ姿


またこうしてあれこれ感じて考えていたら、あっという間に搭乗時刻。10日ぶりにスウェーデンに戻るんだ。寮にはイギリス人の友達が多いから、みんなにたくさん報告しなくちゃ! そう思いながら飛行機に乗り込んだ。

世界は広いけど狭くて、遠いけど近い。
しあわせな時間だったな。またいつか、会えますように!


またね!



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