Between the waves #89
海の上で過ごした11日間 -旅の終わり-
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2023.10.30
#89
メンタワイから帰ってきて、1週間が経った。
iPhoneの電波も一切入らず、海が唯一の遊び場。
何にも邪魔されることなく、みんな目の前にいる人との会話を100%楽しんで、エネルギーが“今”に注がれていた。
多分他の場所でみんなと出会っていたらこんな仲にはなってなかっただろうし、そう考えるとサーフィンが出会わせてくれる人、場所はやっぱり素晴らしすぎる。
全てに感謝しかない。
40歳になってもサーフトリップに行ったり、毎日ワクワクを共有できる友達がいることって最高にクールだし、彼らを見て遊び心を忘れない大人になりたいって心の底から思った。
バリに帰って、みんなで最後のパーティー。
「メンタワイのどんな波にもチャージするMiki見て、みんなで興奮しまくっていたよ! 今回の旅で出会えてよかった! I love you! You are the best surfer girl we’ve ever met!」
こんな最高な言葉をもらって、みんなにハグしながら嬉しくて泣いた(笑)
そして今回の旅でメンタワイは特別な場所になった。
色んなサーファーからメンタワイの評判は聞いていたけど想像以上のパラダイスで、見渡す限りココナッツの木と透き通る海水、真っ白の砂浜。
メンタワイのローカルの人たちは自給自足。釣りとココナッツで生活が成り立っている。
話す言葉もバリとは少し違って独自の言語がある。
数え切れないほどの島があって、島に足を踏み入れても、どこに行っても人を見かけることはほぼない。外の世界とは繋がりがない文明とは遠くかけ離れた場所。
サーファー以外ここに行く人はいない、まさに“冒険”っていう言葉がピッタリの場所。
地球上にまだこんな場所が存在するなんて。
知れて良かった。
ボートの窓からの景色、朝食を食べながら目の前の波をチェック
サーフィン合宿かビール合宿か分からないほどオージーたちと飲み明かす日々(笑)
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。