アイスクリーム日和

Between the waves #91

アイスクリーム日和

Contributed by Miki Takatori

Trip / 2023.11.20

ひとつの場所に留まることが苦手で、さまざまな国を転々と旅してきた高取美樹さん。それぞれの場所で、暮らすように旅を続ける彼女が切り取る、何気なく、そして特別な瞬間。

#91


ドライシーズンの終わりが告げられたように気温が一気に上がる。毎日アイスクリームが食べたくなるほどの暑さ。

数ヶ月ぶりに時空が歪むサーフスポット(ここでは3時間なんてあっという間。浦島太郎状態になることから、みんなそう呼んでる)でサーフィンをした。

もちろんこの日も気づいたら3時間はしっかり超えていて、最後の方は潮と太陽で目が開けられなかったほどだった。

アクセスが難しいからか、ここに来るのは生粋のサーファーだけ。いつも3人くらいしかいない。


「今日はサンセットまでサーフィンしようと思っているんだよねー!」

「本当に言ってるの? まだ太陽、あんなに高いとこにあるよ! 後数本乗って帰ろうと思っていたけど、君のクレイジーさには負けたよ」

海の中で出会ったイスラエル出身のサーファーとこんな会話をして、私のサーフィン馬鹿ぶりを発揮してしまった(笑)。

足はリーフのカット傷だらけで、海水と太陽で自然にブリーチされた髪はいつも濡れているし、どこへ行くにも足についた砂を運んでしまうから、部屋の中は毎日掃いても砂だらけ。

そして毎日いることから、いつものサーフスポットにいないと、常連サーファーたちから心配される。











毎週立て続けに来ていたスウェルも落ち着いてこれからfun waveシーズン。

1年中波があるインドネシアをホームと呼べることに今日も感謝。


Miki



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