True Feeling in Ireland #10

平凡な一週間はなかなか来ない

Contributed by Chika Hasebe

Trip / oct.18.2019

藤沢在住の大学生、長谷部千佳さんの連載「True Feeling in Ireland」。あらゆることになぜを問いかけ、好奇心旺盛に活動する彼女。留学先のアイルランドでの日々の中で、感じ、考えたことを日記形式で綴っていきます。


#10

授業中、くしゃみ止まらなくて「このタイミングで花粉症がきたか!?」と思ったら、この前買った古着のセーターが原因だったみたい。とにかく着替えたくてたまらなかった。

今日はいつもの2倍は課題があったし、夜はいつも仲良くしてくれている友達のEmilyとgeorgetteと街行く予定だったしで、色々と忙しい。正直街に行く気分じゃなかったけど、Emilyが帰国するまでに絶対ちゃんと彼女と対等に喋れるようになるって決めていたし、せっかく仲良くしてくれるなら行かなきゃって思っていたのだ。後から考えてみるとアイルランド生活ナンバーワンのエキセントリックを誇る夜だったけど、まったく後悔してない! 三人でギャーギャー騒いだすっごい楽しい夜だった。本当に行ってよかった。



次の日の朝、奇跡的にいつも通りの時間に起きて、そのまま学校に行ったけど、他の2人は寝ていたみたい。messengerでいつも通り学校に行ったことを報告したら、「さすがジャパニーズ」と言われた。ちゃんと日本人らしい勤勉さは備えているな、わたし。正直学校に行くかは迷ったけど。でも昨日遊び過ぎたので、真面目に英語の勉強をしようと思って、体を引きずりながら学校へ行ったのだった。案の定、全然頭に入らなかったけど、2限目の授業でリスニングが弱いことをあらためて感じた。放課後はすぐに家に帰って、ベッドにダイブ。ホストファミリーにも昨日なにをしていたかを聞かれたくなくて、とにかく部屋に引きこもっていた。でも、こうやってシャットダウンするのって勿体無いなと後から反省。

今日から順番に授業でプレゼンが始まっていく。もともとプレゼンもパワポも苦手だし、準備も万全じゃなかったから、ずーっと緊張してた。体の調子もなんとなく悪いし、放課後に街で受けているフリークラスも効果があるのか最近懐疑的になってきたし、なんとなく気分はグレー。それでもジャパニーズソサイエティ(ジャパソ)のイベントに参加したら、結構ネイティブのみんながなにを話してるのかわかって、楽しかった。これは確実に成長しているな。



ジャパソで仲良くなったブラジル人のPaulaが教えてくれた店。美味しいらしい。

授業後に1人でランチするのもなかなか良い。それは、みんなが話してることとか、どういう言葉をよく使うのかとかがとても勉強になるから。でもそういう彼らの会話にいきなり入っていく勇気がなくてもどかしい。わたしと同じように留学していた先輩のかおりさんが、「恥ずかしがってる時間はない」って言っていたのをいつも思い出すけど、現実はその一歩がわたしには難しいと日々感じる。

それと、考えがうまくまとまってない時に、日本語から英語への変換が素早くできなくて、自分の意見が言えなかったり、言っても何が言いたいのか自分でもわからなかったりすることがある。でもそれってまだわたしが英語を日本語に翻訳しているフェーズにいるからだ。他にも日本語ではこれが言いたいってわかってるのに、英語だとちょうどいい言葉が見つからなくて、一辺倒な返答になることがすごくもどかしい。



今週末は何もしないと決めて、家にずっといることにした。時間も無駄にしたけど、ホームステイ先の家族、特にルームメイトのJuliaとたくさん話せたから満足。でもランチの時に、ホストブラザーのAndrewがダイニングに降りてきて、自分用に簡単な料理をして、散らかしたまま去っていった。ちょっとご飯もわたしのために残しておいてくれていて、それを1人で食べてたら、このタイミングでマザーとファザーが買い物から帰ってきた。食べ終わったら、Andrewの代わりに片付けようと思ってたからキッチンは散らかったままだし、2人にしてみればなんでわたしが1人でランチ食べてるのかも意味不明だと思う。わたしはわたしなりに色々と言いたかったけど、全然言葉が出てこないし、とにかくカオス。多分二人ともわたしがご飯食べていないこと気にして、早めに帰ってきてくれたのに、こんな雰囲気になってしまって色々と申し訳ない。もうこの場から消えてしまいたいと思いながらダイニングを後にした。



友達が「冬休みにオーロラを見に行く」と話していた。うらやましいなと思って、なんとなくグーグルで検索したら、アイルランドでも北のほうなら見られる可能性がある、という情報をゲット。そのことをDavidに聞いてみたら「そんなもん見れねえよ」って軽くあしらわれてしまった。もしかしたら車で連れてってくれないかなあとか期待してたのに、まったく興味なし。行く前とかやる前からものごとを決めつけることに、とても違和感を感じた。

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