
TRAVELER’S CONTAINER #30
足るを知る
Contributed by Chiba Natsumi
Trip / 2021.01.18
“TRAVELER’S CONTAINER”は、旅の途中で手に入れたいろいろな物を詰め込んで思い出をパッケージする箱。100人いれば100通りの旅があるように、思い出も中身も様々だ。この箱は、その人の旅を映し出す鏡。箱を覗けば、再びあの光景がよみがえってくる。思い出の品々を通して、旅人の足跡を辿っていく。
TRAVELER’S CONTAINER TRIP STORY
Dec.2018-Mar.2019
Vietnam,Cambodia,Thailand,Myanmar,Laos
Chiba Natsumi
Dec.2018-Mar.2019
Vietnam,Cambodia,Thailand,Myanmar,Laos
Chiba Natsumi

1:キリングフィールド(カンボジア)のパンフレット。
2:忘れました。
3:ホイアン(ベトナム)の歴史的な橋に入る時にもらった半券。
4〜8:各国のワッペン(最後のラオスでまとめ買い)。
9:タイ北部の町メーホンソンで買ったステッカー(この数字は、チェンマイからメーホンソンまでのカーブの数が1864箇所だから)。
10:プノンペン(カンボジア)のミュージアムの半券。
11:アンコールワットの入場チケット(顔写真を撮られる)。
12:ハノイ(ベトナム)で買った栓抜き。
13:チェンマイ(タイ)のお寺で貰った紙(これに名前や星座などを書いて祈祷する)。
14:ミャンマーの瓶ビールは栓の裏にくじが付いていて、当たると1本無料になる。
15:ミャンマーのお寺にあるお土産屋さんで貰ったピンバッチ。
16〜20:各国の余ったお金(アメリカドルはカンボジア用)。
21:サパ(ベトナム)に向かうバスで貰った紙袋とハノイで買ったポストカード。
22:タイで首長族の村に行った時に買った人形。
23:サパでトレッキングした時に、ガイドさんが作ってくれた馬。
<About Trip>
①旅した場所と期間を教えて。
2018年12月〜2019年3月
ベトナム→カンボジア→タイ→ミャンマー→ラオス
②今回の旅を一言で表すと?
「足るを知る」。ある物で工夫をして慎ましく逞しく生きる人達を見て、日本にはない豊かさを知りました。
③旅に欠かせないものは?
本、日記、バックパック、虫除けスプレー、ビーサン、フィルムカメラ。
④旅先でお気に入りのスポットは?
・ベトナムの首都ハノイ。ごちゃごちゃしていて面白い。そして何よりハノイ発祥のつけ麺・ブンチャーが忘れられません。
・タイ北部にある町パーイ。自然も楽しめて、中心地には美味しいご飯屋さんやマーケットもあるので沈没出来る場所です。
⑤どんな人々との出会いがありましたか?
純粋だけど、純粋じゃない子どもと大人たち。楽しく一緒に遊んでいると思ったらお金を要求してきた子どもだったり、絶対ボラれると思っていたら、ただただ優しくしてくれた大人だったり・・・思うことはたくさんありました。
⑥このBOXにタイトル又はテーマをつけるなら?
「幕の内弁当」。色んな思い出をちょっとずつ残したから。
⑦旅するとき必ず毎回持ち帰ろうと決めているものは?
持ち帰る物は特に決めていないですが、日記は出来るだけたくさん書き残しています。
⑧旅のだいごみはなんでしょうか?
・たとえ短い時間であっても、非日常を自分の日常に出来ること。
・色々な景色を見て、色々な人との出会いを経験することによって、自分の価値観が広がりさらに深まること。
⑨目的地を選んだ理由を教えてください。
アジアは台湾しか行ったことがなかったので、片道の航空券だけ買って気ままに周りました。
あとは、陸地で国境越えをするのが楽しそうだなと思ったので。
⑩旅先で印象に残っているアイテムのエピソードを教えてください。
15の蝶々のピンバッチは、ミャンマーでお寺の境内に向かう途中にあるお土産屋さんのお姉さん達に無理やり胸につけられました。「なになに?」と困惑するも束の間、次は履いていた靴を脱がされました。ミャンマーのお寺は裸足で参拝しないといけないので、特に気にも留めず、そのまま参拝を終えてその場所に戻ってきたら、嵐の「お土産買っていけ攻撃」を受けました。多分ピンバッチもあげたし、靴も預かってあげたのだから、何か買っていけということだったのだと思います。このピンバッチは、お姉さん達によるマーキングの証でした。
⑪感動したことや衝撃を受けたことなどがあれば教えてください。
厳しい十戒がある(禁欲もそのうちのひとつ)ラオスのお坊さんに話しかけられ、日本の女の子を紹介して欲しいと言われたことが衝撃でした。隣に座ることすら許されない女である私に、お坊さんが話しかけてくること自体がかなりレアな出来事なのではと。話している間も今で言う「ソーシャルディスタンス」はばっちりでしたし、日本の写真を見せるのに、彼が持っていた本の上に私の携帯を乗せて彼に渡しました。手渡しすらもダメなようです。果たして彼は涅槃に達することが出来るのでしょうか。頑張って欲しいと思います。
⑫今回の旅はあなたにとってどのようなものになりましたか?
生活の基準やお金の価値観を改めて考えるきっかけになった旅になりました。

交通ルール無しなので、道路横断に要注意。

色々なお寺をまわって勉強している若いお坊さんたち。

お経を読みにたくさんのお坊さんたちが集まって来るところは必見。

体力&時間のある方はトレッキングがおすすめ。

人多めですが、すごく綺麗なので是非。

何もしないが出来る場所。
千葉夏海
1990年5月13日生まれ。フリーター&ライター。
趣味は読書、写真、たまーに絵。最近は小説の執筆にチャレンジ中。コロナが終わって、次に旅したい国はインド。それまでは食べ物で旅の気分を味わって頑張る予定。
IG:@natsumi_chiba_
アーカイブはこちら
Tag
Writer
-
Natsumi Chiba
神奈川県茅ヶ崎在住。20歳のときにいったオーストラリア留学がきっかけで旅にハマる。最近はジャンクのフィルムカメラで写真を撮り始める。好きな音楽はレゲエなど。











































































































































