Mamma mia! #61
PRIMA COMUNIONEって何?
Contributed by Aco Hirai
Trip / 2021.06.08
#61
さて、6月2日はイタリア共和国建国記念日でお休み。
そして、いつもお世話になっているTINA一家にPRIMA COMUNIONE(初聖体)というカトリック教徒の大事な儀式に誘って頂いたので参加してきた。
よく遊んでいるTINAの娘、CHIARAがPRIMA COMUNIONEとのこと。
「PRIMA COMUNIONE(プリマ・コムニオーネ)って?」
まず、カトリック教でない私は何のお祝いなのか全くわからず、理解するところからスタート。だって、日本では宗教教育を受けずに育った(ほとんどの人がそうだと思うけど)から聞いたこともないし、どんなものなのか想像もつかなかった。
早速GOOGLE先生に聞いてみると、
「1年ぐらい教理を勉強した10歳前後の子供たちが、初めてその聖体を受ける資格を得る日で、カトリックが多いイタリア人にとって、とっても大事なイベント」
とのこと。
もっと詳しく書いてあるイタリア在住歴の長い方のブログを発見したので、のぞいてみると、
「初めて聖体(=イエス・キリストのからだ)を頂く(=食べて自分のからだの中に取り込む)すなわち、キリストの身体と血を象徴するパンとぶどう酒を食べることで、キリストの心と一体になる」
ということらしい。
とにかく、カトリック教徒の子供にとって節目となる大事な儀式。
なので、ワクワクしながら迎えた当日だった。
レストランに入ると、主役のCHIARAが駆け寄ってきて出迎えてくれたので、
「Tanti auguri」
と言ってお祝いした。
会場は街から少し離れた自然豊かな一軒家レストラン。雰囲気が良くてとっても気に入った!
今回の主役はCHIARA。名前入りの特大ケーキでお祝いする。本当は去年がこのPRIMA COMUNIONEの儀式だったけど、パンデミックのため今年開催することになったんだとか。
テーブルの上にはACOと書かれたはちみつ付きのネームプレート。CHIARAからの手書きのメッセージもあってなんだか嬉しかった。
主役のCHIARAは、友達とケーキを囲んで写真撮影。
会場には40名ほどの人が集まって、コース料理を食べたり、おしゃべりしたり、家に帰ってきたらすでに夜だったかな。
PRIMA COMUNIONEというイタリアのカルチャーを肌で感じることができた貴重な1日だった。
そして今週は学校へ。
朝8時45分くらいの地下鉄に乗って学校へ着くと、学校のスタッフから
「今日は、SCIOPERO(ストライキ)で9:00〜夕方頃まで、メトロもバスもトラムも止まっちゃうわよ」と言われた。
電車を降りたのが8時50分ぐらいだから10分遅かったら学校に辿り着けてなかったことを知る。
今までロックダウンのおかげで遭遇することがなかっただけで、イタリアではストライキは珍しいことでもなく頻繁に起こるのだ。しかも急に。
ということで、帰りは徒歩決定!
本来はバスもストライキで走っていないのだけど、完全に止まってしまうのは困るということで、稀に走っていたりもする。が、乗車率が高すぎて、車内は密、密、密だ!!! 徒歩で駅に向かっている途中に見かけたけど、バスの車内はぎゅうぎゅう詰めになっていて、乗車したくないと思ってしまったほど(笑)。
ミラノから帰ろうと思ったら突然のストライキ。諦めて電車が走っているだろう駅まで1時間程歩くことに。
幸い今回のストライキはミラノだけだったので、ここまでくれば家までの電車が走っていた(私の家はお隣の州なので)。よかった〜。
封鎖されたメトロへの通路。
週末は公園でピクニック。
もはやナイトアウトするときの定番となりつつあるArco della Paceの広場。ワイン片手に夜風が心地よい。
では、また来週。
Ciao!!
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Aco Hirai
2004年オーストラリア移住、2005年帰国、2019年マルタ島留学、2020年イタリア移住。 海外で活躍する日本人を取材したImhereマガジンを不定期で発信しています。(インタビュイー募集中)