The first day 1

BAMA Diary #1

The first day 1

Contributed by The break of dawn

Trip / 2023.12.07

ハプニング満載のアラバマ留学は、わたしにとってかけがえのない日々だった。2022年の夏、いちばんの思い出を振り返りながら綴る、The break of dawn さんのアラバマ物語。

#1


どんな旅先、留学先でも、出発と到着した時の記憶は、ありありと覚えているもの。
ちょうど去年(2022年)の8月だった。

留学までバタバタしていたことをはっきりと覚えている。そして思いがけないアクシデントも(汗)。
7月末まで大学のレポートに追われる中、東京の一人暮らしの家も空っぽにしなくてはいけなくて、全部荷物を実家に送るやら、大処分するやらで、心が休まる時間はなかった。それでも友達と会えるだけ会いたい! という自分のわがままのせいで、予定もびっしりだから……余計ね(だって10ヶ月会えないんだよ?)。

そして8月1日、猛暑から逃げるように東京から札幌に帰った。「やっと実家」といっても一息着く暇はない。アラバマ留学へ出発までたったの6日しかなかった(泣)。
その6日間はほぼ祖母の家にいて、出発前日は、スーツケースにテキトーに服を詰め込んだ後、夜は友達とZINEを仕上げて、夜な夜なコンビニで印刷、完成を喜んだりなんかして🌙とてもじゃないけど留学に行く実感は最後までなかったな(笑)。



1週間の旅行とは違って、10ヶ月の長い滞在だから、何が必要とかも全然わからない。
親友のお姉ちゃんに教えてもらい65Lスーツケース2つとバックパックで行くことにした(そんなにいる? と思うでしょう。でも帰りはこれでも足りなくて、ボストンバッグを追加したくらい)。アラバマは年中暑いと聞いたが、クリスマスに行く予定のニューヨークはやっぱり寒いかも、と片方のスーツケースはかさばるニットで埋まった。

アラバマへの長旅、前夜は早めに寝るつもりだった。(飛行機で寝るために友達とオールしようか、とも考えていたけれど流石にやめた)。
しかし、寝る直前。私は年に1回のデカすぎる失態に気づいて、気が気ではなくなった。



期限切れパスポート

前置きだけど、私はアメリカ ノースカロライナ州で生まれた(生まれただけだけどね)。つまり二重国籍。留学先をアメリカに選んだ理由の一つも、米パスポートを使えば、VISAを取る手間とお金が省けるじゃん♪というものだった。だから留学では米パスポートを使うつもりだった。

パスポートとか必要な書類を忘れていないか、何回もチェックしているうちに、「ちょっと待て、私は、アメリカのパスポートで出国はできるけど、日本のパスポートがなきゃ、10ヶ月後の帰国時に日本に入国できないのでは?」と嫌な考えがよぎった(持っていくつもりがなかったから、日本のパスポートは期限切れだったのだ)。

すぐに外務省ホームページを確認すると、
「コロナ禍で入国制限があるため、VISAか日本のパスポートが必要。」
というような表記を見て、血の気が引いた。
どうしようもできない気持ちで、暴れた。最悪だ。なんで私にはたくさんの時間があったのに、有楽町のパスポートセンターに行くのが面倒で、更新していなかったんだ……!!😩

調べてみると、結局隣州のアトランタの日本大使館で、パスポートの更新はできるみたい。だけど、いつどうやって行くのかは、全くわからない。私はアラバマのど田舎Livingstonに滞在するんだよ。車なし。家から有楽町までの約26倍の距離を5、6時間かけて移動しなければならなくなってしまった(コストは何倍になるのやら……(泣))。
そんなこんなで、出発の朝はただでさえ時間がないのに空港行きの途中で、必要な書類を市役所から取りに行くことに。留学が心配で夜も眠れない! ってことはなくて、パスポート問題の不安と後悔ばかりで、寂しさに浸る間も無く、空港で家族に「いってきます」を言った。



13時間の長旅、いざ。

寂しくならなかったのは、私の心強い相棒Ayaがいたからでもある。Ayaは同じ大学から同じ留学先に行く仲間で、はじめて会った時から心が通う感じがした。この運命にこれからも一生感謝するし、Ayaはこの留学において一番の財産で、絆が深まり大親友になった(留学前は2、3回しか会わなかったけど、授業中にチャットで話し、その直後に『トップガン』を一緒に観に行ったのが初対面! これは余談)。
これからの旅日記にも度々登場するから、覚えていてね。

―羽田の国際線は昼。明るい光がさして気持ちがいい。大体出発の日は、清々しい晴れ日だなあ、とぼんやり考える。
出国前最後のおにぎりを食べて、Ayaと保安検査場前で落ち合った。

羽田の出国審査で、私は早速、引っかかってしまった。
アメリカのパスポートを出したら、日本のパスポートはあるかと尋ねられて、「っ…期限切れのなら……」と言うと、怪訝な顔をされて、Ayaとは違う窓口に案内された(やだーーっ!)。
「日本の国籍を証明する、住民票か何かあるか。」と聞かれて、幸い今朝もらってきたばかりのほやほやな証明書があった。それを見せて、ようやく通過できたが、もしなかったら私は留学1日目にして、出国できなかったのかも。そうか。私は今、日本国籍を証明できないのか(汗)。
帰国時の注意事項も聞いて、やっぱり日本のパスポートが必要らしい……。
早く更新しないと……と、その時本気で思った。😅

トラブル続きだったけど、出国審査を通ったあとの国際線はどこか安心した。
まだ人が少なくて、仕事で来た感じの外国人がまばらに歩いているだけ。そんな光景も全部目新しくて、もうここは日本じゃないみたいだった。もしかしてもう、日本じゃないのか?!!

Ayaも私と似たことを感じたのか

「Okay you wanna start to talk in English?」
「Oh yea!!」

Ayaと英語で話し始めたところで、アラバマ留学が始まった。後半に続く。


左がAya, 右が私





アーカイブはこちらから


Tag

Writer