FIND YOUR OWN #2
偶然という名の奇跡
Contributed by KYOKO
Trip / 2023.08.28
2022年の年末、ニュージーランドからすべてがはじまった。暮らすように旅をするKYOKOさんが教えてくれる、「無期限無計画旅」のススメ。
#2
4時間のバスの旅はあっという間だった。
タウランガ行きのバスは満席に近いぐらいぎゅうぎゅうで、座り心地もあまり良くなかったけどバスで行けるだけありがたい。
タウランガに到着。
(マウントマウンガヌイがあるエリアをタウランガという)
雨も降っているし風も強くて寒い。
あれ? ニュージーランドって今夏だよね?
なんて思うぐらい寒かった。
目的地があるマウントのバックパッカーへはローカルバスで向かう。30分くらいで運賃は前払い。現金のみ!
バスに乗りながら、Googleマップで見ていたお店などの距離感をチェック。1時間くらいあれば回れちゃうくらいの大きさだ。
『暮らすように旅したい』わたしにとって、すぐにローカルに馴染めるようにサッと街の様子などを把握しておく事はとっても大切! そしてわたしは何故か土地勘だけとっても良いんです。笑
霧がかかって見えづらいけども、これが街のシンボルで地名にもなっているマウントマウンガヌイ。
バックパッカーへチェックインして、ルームメイトに軽く挨拶をしてから、お腹が空いていたわたしはさっきチェックしておいた大型スーパーへ向かう。シーフード大好き人間なわたし、あさり? みたいな貝が安かったからボンゴレを作る事にした!
というかボンゴレが食べたかった。
1人バックパッカーでボンゴレを作る日本人なんてそうめったに居ないであろう。笑
イタリア人でも見たことないかも。
食べたい! と思ったら、どこにいても食べたい物を食べたいのがわたし。そう、食にうるさいのです。笑
いつもボンゴレにはトマトを入れてロッソにするよ!
そしてボンゴレを作っていたら、イタリア人の男の子が話しかけくれた。そしてそれがキッカケですぐにお友達ができた。嬉しい!!!
仲良くなったデンマーク出身のフレオとオランダ出身のオリビア
最初の2日間はあいにくの雨だったからバックパッカーのみんなと室内でお喋りしたりゲームしたり映画を観たり。日本食を食べたい!ということで親子丼を作ってあげた。数日前に出会ったばかりなのに、こんなにもウェルカムに仲間に入れてくれた事が嬉しかったから感謝の気持ちを手作りの親子丼に込めた。
3日目は晴天! やっと暖ったか〜い〜!!
そしてこの日は、会いたい! と思っていたつーちゃんと会う約束をしていた。共通のお友達も多くて、マウントに住んでいる事は知っていたからインスタで連絡をとってラブコール。半年以上住んでいる彼女はすっかりローカル民。街を案内してくれる事に!
初めましてだったのに昔から知ってるかのようにすぐに打ち解けた。「会いたい」と思う人には、会えるなら絶対に会うべきだとわたしは思うの。
会いたいと思うのは何かしらの理由や意味があると思うし、タイミングで会える事もあれば、会えない時もあるけど……。まだ会えるタイミングじゃないんだ、会えるように頑張ろう! とポジティブに考える。
そんな事を改めて思わせてくれた、つーちゃんとの出会い!
マウントマウンガヌイの頂上へ向かう道はハイキングコースでいくつかに分かれてる。
羊を横目に。ニュージーランドらしい景色!
テッペンからの絶景!
これこれ、見たかった景色。
お天気もすんごく良かった。わたし達、晴れ女だね!
結構坂が急なのよ、ハイキングもハイレベルなのが海外。
ハイキングしながらいっぱいお喋り。つーちゃんありがとう!
つーちゃん 『明日どうやってラグランまで行くの?』
わたし 『バスで行こうと思ってるけど、まだ調べてないんだよね。』
つーちゃん 『うんうん、どうにかなるよ』
みたいな会話をした気がする。笑
そう、わたしは次の日ラグランへ行く事は決めていて、泊まる場所も予約していた。なのに行き方は調べていなくて、バスが何時にあるのか、何時間かかるのかすら、何も知らなかった。
ただ、今もハッキリと覚えている。
『なんとかなる気がする』という根拠のない直感。
その直感に頼ってしまう自分に、驚く。笑
それが無かったらきっと調べていただろうから。
そして、奇跡は起こった!!!!!!
ハイキングを終えて、つーちゃんのパートナーのマキシーに挨拶をして、コーヒーを貰って、3人でバックパッカーへと歩いていた。
その通り道で、知り合いの子が働いているというスムージー屋へ寄る事に。
オーガニックスムージー!マウントに行ったら絶対にオススメ。
そこで初めましてをした、やっちゃん。
自己紹介をしたり、たわいもない会話をしていたら……。
やっちゃん 『マウントの後はどこへ行くの?』
わたし 『明日、ラグランに行くよ!』
やっちゃん 『え!明日わたしもラグランに行くよ!』
え、ちょっと今なんて言いました?????!
明日、わたしもラグランに行くよ???!
え……どうやって!!!?
とわたしの頭の中はパニック状態。笑
いったん冷静になって、どうやって行くのか聞いてみたら、お友達と車で行くとの事。図々しさも承知です。聞いてみた。
『わたしもその車乗れますか?』
そうしたら、お友達に確認して連絡するねとのことだったのでインスタを交換。連絡を待つ事に。
そして、
『明日のラグラン一緒に行こう!』という連絡がきた。
こんなタイミング良く。
偶然とゆうか、もはやこれは奇跡!
ありがとう奇跡の偶然。
なんだかラグランに導かれているような気がした。
行く前から惹き寄せられていたラグラン。
そして、それは的中した。
そんな出来事がいっぱい待っていたのです。
つづく。
サーフタウンのマウントのビーチは白い砂浜が広がっている。
Thanks Mount Maunganui xx
アーカイブはこちら
Tag
Writer
-
KYOKO
東京生まれ東京育ち。自分に合った心地良い生活を送るためにたどり着いたオーストラリアのビーチタウン。自然と調和しながら太陽をいっぱい浴びスローライフを送るなか、旅や人生のなかで見つけた学びや経験をシェアしたい! と思うようになり文章を綴る。人生楽しむ! がモットー。