
GET BACK YOUR "RAW" ! #21
ここに来られた理由②
Contributed by ERI
Trip / 2021.03.11
#21
こんにちは!
今週も連載を覗いてくださってありがとうございます!
なんと。
次の回が最終回となります。
去年の夏からこんなに長く連載をやらせてもらって、とてもとてもいい経験だったし、何よりも新しい挑戦だったので、自分の新たな面が見えて面白かったです。
こんなフワフワ人間な私の連載をここまで面倒見ていただいて、各関係者のみなさんには感謝しきれません。
と言ってますが、まだ終わりません。
今週入れてあと2回あります。
楽しんでってね。

お散歩ついでにお腹も満たされたところで、マイケルのスタジオに戻ってきた。
マイケル「じゃ、俺は奥で作業してるから、ここらへんのもの全部使っていいよ!」
と、彼は大きなテレビでYoutubeをBGM代わりにつけてくれた(ゴリゴリのHIPHOP)
テンション上がるだろ?と言いたげな顔でニヤッとし、部屋の奥へ。
自由だな。
まあいっか!
さて、なに描こう。
用意された物はアメリカでは定番のブランドのアクリル絵具やメディウム。
それに厚めの画用紙3枚。
日本の画材屋さんではあまり見ないような道具が揃っていた。
マイケルの友人も少し前にここで作業していたようだ。
気合を入れるために靴を脱いだ。
でも、まだ2月で床が冷たかったから靴下は脱げなかった。
流れてるBGMに身体を揺らしながらこれから制作する作品のテーマを考えた。
今日見た物。
LAのアートディストリクトの街並み。
ミニトーキョー。
一緒に食べた大きなピザ。
よくわからない人形。
今日の日記みたいな絵にしてみるかー!
と、黙々と作業を始めた。

作業しながら、せっかく日本から来たんだからなんかコラボできないかなーと考えていたら、
そういえば、LAというか海外のファッション界では引き続きカタカナが人気があるとかないとか。
今日の散歩中に話していたことを思い出した。
せっかくだし入れるか。

そしてなんやかんや時間が1、2時間経って完成した。

よく見てもさ、意味わかんないよね。
でもこれでいいんです。
一応解説すると、、
右上はピザ。
左下は私のイメージする東京によくある落書きみたいなグラフィティーの色味。
真ん中の女性:よくわからないセレクトショップに置いてあったよくわからない人形
真ん中の男性:マイケル
そしてカタカナ。
単純でしょう。笑
でも描いてる間はすごく心が軽くて自由で楽しかった!
これを見たマイケル、
「まじかよERI!やってくれたな!最高!」
と、とっても喜んでくれました。ふふふ
お互いに作業が落ち着いた後、近くのアイスクリーム屋さんに行った。
すっっっっごく美味しかった。
名前忘れちゃった。
けど、友達と食べるアイスはすっごく美味しいのだ。
外のベンチで、お互いの2ヶ月前の出会いに関して改めて話した。
マイケル「ERI、日本に帰ったらLAの思い出たくさんだね!何よりも俺と渋谷で偶然出会って、ERIが本当にLAに来て、一緒に遊んで、帰り際にはここで一緒にアイスを食べたロマンチックなラブストーリーは欠かせないでしょ!! LOL」
ラブストーリーって!!w
でも人生をごっそりこの旅で変えられたのは大きかったし、
そのきっかけを作ってくれたのも彼だった。
感謝である。
マイケルとLAで遊ぶために来たのに、まさか最終日にギリギリで会うとは思わなかったけど。笑
スタジオに戻って、Kの迎えを待つ間に彼の作品について話していた。
昔はNYでグラフィティーをガンガンやっていたそう。

ふむ。本物がこんな近くにいたとは。
その後カタカナを書いてみたり自由な時間は続いた。
すごく楽しかった。
マイケル「こんなに楽しいんだったらもっと遊べればよかったねえ!」
本当にその通りだよ!
でも何事にもタイムリミットはあるらしく。
Kが迎えに来てくれた。
外はもう真っ暗。
帰る間際にスタジオ前の電柱にステッカー貼ってやろうぜ!
となり、マイケルのブランドPAPER WORKの付近や横にぺたぺた私の足跡を残して帰った。
ありがとう!
感謝しきれない。
帰ったらもっとパワーアップしてLAにまた来るから!!!!!!!!
そう誓ってマイケルとバイバイした。
次回、最終回。

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ERI
藤沢生まれ、横浜育ち。物心ついた頃には、絵の具で遊んでいた。アーティスト活動のため脱サラ。モノにあふれる現代に疑問を持ち、着飾らない自然体でいるスタイルの美しさを表現している。好きなものは、サーフィンとみかん。












































































