Mimu note #0ー “I left my heart in USA”

90日間のロードトリップ

Mimu note #0ー “I left my heart in USA”

『I left my heart in USA』

Contributed by Kana Mizoguchi

Trip / 2017.11.15

ミムラからメッセージをもらったのは、6月のこと。
anna magazineを大好きだと言う彼女は、私たちのインスタグラムにダイレクトメッセージ➡を送ってくれたのだった。

“anna magazine vol.9「I left my heart in USA」を持って、アメリカに90日間のロードトリップに出ることにしました―。”

メッセージから伝わってくる彼女の強い想い❤、そしてanna magazineへの愛情にすっかり舞い上がってしまった私たちは、すぐに彼女にこう返事をした。

「私たちの事務所に遊びに来ませんか?」

長く続けてきた仕事⏲を辞めて、90日間のアメリカロードトリップに—。そんな大きな人生の決断をした彼女の想いを、出発✈してしまう前にどうしても聞きたかったからだ。

彼女が現れたのは、出発の3日前というギリギリのタイミング。
すごく内気な印象で、どう見てもたった一人でアメリカをロードトリップするような子には見えなかった。
とても勝手な印象なのだけど。

みんなで思わず「大丈夫なの???」。

ぽつりぽつりとつぶやくような彼女の声は、消えてしまいそうなほど小さいのに不思議と力強い。
よく考えるとそれはあたり前かもしれない。だってこれだけの大きな決断をしたのだから。

「仕事をしながらもちょくちょく弾丸✈でアメリカには行っていたんです。
なんでそんなにアメリカにこだわるのか、自分でもわからないけど、なぜかまた引き寄せられる。
アメリカの何が好きなのってよく聞かれるけれど、ちゃんとした答えがいつも見つからなくて・・・。
でも、毎号anna magazineの冒頭の編集長のメッセージを読むと、『そうそう!』って共感できるんです。
今回90日間のロードトリップを決意したのも、vol.9の“I left my heart in USA”の文章を読んで、
アメリカへ行こう!って思えたから。仕事も、今までの生活もすべて一度切り離して、
とにかくロードトリップしてみようと。だから、自分の決意を固めるためにも、悩んで悩んで悩んだ☹末、
思い切って編集部にダイレクトメッセージを送りました!」



最後に編集部のメンバーと一緒に撮影した写真を「お守りにします!」と今度少し大きな声で言う彼女。
なんてかわいいんだろう。

小柄で可愛らしい彼女だけれど、その後ろ姿は誰よりもかっこよくて、眩しかった。
きっと次に私たちと出会うときは、今日出会ったミムラとは全然違っているのだろう。
これから90日間、彼女はいったいどんな旅をして、どんなことを体験して、どんな人たちに出会うのだろうか。あれこれ想像すると、どんどん彼女への興味が強くなった。
私たちも体験したことのないようなひとりの女の子の90日間のロードトリップを追ってみたい。そう思った。



そして彼女は、少しの洋服と90日分のコンタクトをトランクに詰めて、飛び立った。
旅をしながらLINEで日記を送ってくれると私と約束☝して。

私には到底考えられない海外での長期間に渡る一人旅。
静かに私には燃える彼女の熱いパワー☺に、わけもなくワクワクしている自分がいた。
ずっとanna magazineをつくってきた私にとって彼女の決意は正直嬉しかった。
anna magazineをきっかけにひとりの女の子の人生が、変わったのだから。

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