Beginning of my new Life #16
HOCO!!
Contributed by Asuka Naka
Trip / 2024.02.14
今回からは番外編として高校生の頃に訪れたアメリカでの交換留学の様子をお届け。
アメリカはパーティー文化である。イベントごとにドレスアップをし、ダンスする。何とも楽しくて、日本人には理解し難い文化であろうか。
学校で“ホームカミング”という言葉が飛び交う。ハウスパーティーか何かかと最初は思っていたが、どうやら学校が主催するパーティーらしい。学校のパーティーはプロムだけだと思っていた私は驚きと喜びに満ち溢れた。どうやらプロムは高学年向けで長いドレスを着て、ホームカミング（HOCO）は全校生徒向けで短いドレスを着るという点で違うらしい。
ということでホストファミリーにショッピングモールへ連れて行ってもらった。ドレスショッピングにはもってこいのアメリカのモール。パーティーの予定がなくてもドレスを買いたくなるほどの品揃えなのだ。何着か試着し、ホストマザーとも相談した上で真っ白のミニドレスを選んだ。靴も必須でしょ！ とシューショップにも連れて行ってくれた。今までハイヒールを買いに行ったことなどなく、初めてのパーティー用ショッピングに何だか緊張していた私。ヒールに慣れない私でも何とか歩き回れそうな一足を選んだ。これは誕生日プレゼントだよ、とホストファミリーが買ってくれた大切なもの。今でもそのハイヒールには思い出が詰まっていて、大切に持っている。これでHOCO準備完了！
初めてのパーティーにワクワクしつつ、当日は学校でみんなと待ちあわせ。一体みんなはどんなドレスで来るのだろう……。最初に会ったのはもちろんマリア。ちなみに今回のホームカミングはテーマが“ギャッツビー”であった。そのためマリアはとってもゴージャスな金色のドレスで現れた。こんなにもユニークでかっこいいドレスを着こなすなんて、さすがマリア。それと同時にテーマに合わせて一捻りできなかった自分が悔しかった。
ミンジに会うとお互い目を合わせて被った〜という感じであった。でも白色のドレスに纏われたミンジは天使のようであった。ハヨンは彼女らしい大人っぽく落ち着いた紫色のシックなドレス。これもまた味がある。それぞれの個性が溢れるほどに出ていた。
校舎内に入ると、飲み物やスナックと大きい音で流れる音楽。ほとんどの曲はわからなかったが、どうやらアメリカではパーティーでお決まりの曲があるらしく、それぞれの曲に振り付けがある。ミンジのホストシスターのエミリーが一つ一つ丁寧に振り付けを教えてくれたため、その後のパーティーではダンスのプロになった気分を味わえた。何といってもこのダンスが楽しい。知らない曲ばかりで不安だった私も気づけば目一杯に踊っていた。エミリーのダンスレッスンには本当に感謝である。
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Asuka Naka
湘南出身、イギリス在住。アメリカ高校留学を経験し、イギリスの大学に進学。高校生から旅人デビュー。現在はヨーロッパを拠点に旅する真面目大学生。海外生活、旅をトピックにシェア。
