偶然と贅沢

Own Beautiful Adventure in Bali #3

偶然と贅沢

Contributed by Nachos

Trip / 2019.11.12

世界中の国々をサーフトリップしながら、女性にフィーチャーした"saltybabe photo"を撮り続けている、フォトグラファーNachosさんの旅連載「Own Beautiful Adventure」。彼女にとっての第二のふるさと、バリ島での日々の記録をお届けします。

#3

この日は、バリに住んでいる友達と会う約束があったので、波のチェックだけしようと思い海へと向かった。その道中、昨日バリに着いたという友達に偶然遭遇! そのままカフェに行くことに。



約束もしていないのにバッタリ誰かに会ってしまうのがバリの不思議なところ。しかも、この友達とは「え?! また今回も一緒なの?」っていうくらい毎回会う。(笑)



頼んだのは、レモンシュガークレープ。味は、思い描いていたものとはなんだか違っていて、「友達が頼んだメニューのほうがよかったな」と心の中で思った。

お互いのバリでの予定などを話す。今回来る直前に頼まれた撮影のお仕事があり、「ブッキングなどどうしようかなぁ」と思っていたんだけど、その友達が「今日の午後、撮影の予定があるから手伝いに来る?」と誘ってくれたうえに、モデル仲間の友達も紹介してくれるとのこと。「な、なんてグッドタイミング…!!」
「行く行くー!!」と前のめりになる私に、「オッケ〜」とゆるい返事の友達。

あれこれ話していたら、時刻はもう10時。2人とも予定があったので「また後でね〜」と言って一時解散。

宿へビキニだけを取りに戻り、そのままバリ在住の友達と待ち合わせの約束をしているビーチクラブへ。「ビーチクラブ」なんて聞くとセレブっぽいイメージだけど、バリには様々なスタイルのビーチクラブがあるのだ。「最近ハマってるこじんまりとした穴場のビーチクラブがあるから、そこでのんびりランチでもしようよ」と友達が誘ってくれたのだ。バイクで走る事30分。



時々通っている道だけど、奥まで進んだのは初めて。「本当にこの奥にビーチクラブなんてあるのかなぁ」なんて不安になりながら、あたりをキョロキョロ見回すと右奥の方にそれらしき場所を発見!



バイクを止めてゲートをくぐると、本当にこじんまりとしたビーチクラブがあった。(笑)



待ち合わせていた友達とはバリに来るたびに会っているが、今回は久しぶりといえば久しぶりだけどそんな感じがしない。変わったといえば彼女のお腹が大きくなっていた事。「あと少しでベイビーに会えるかな!」 海を眺めながらゆっくりプールに入ったりおしゃべりしたりして、とても楽しいひとときだった。



贅沢な時間を過ごしていなっと思った。
(これ以降、ゆっくりとした時間がまったくとれなくなることを、当時の私はまだ知らない)

「そろそろお腹が空いたね〜」と話しながらランチは、オススメのハンバーガーをチョイスした。「ここでビールも!」と行きたいところだけど、午後からの撮影のお手伝いを考慮し、我慢。クラパ(フレッシュココナッツ)をオーダーした。



お腹も満たされ、リラックスモードもMAXになった午後2時。友達に「またねー!」と言い残し、今朝約束した撮影現場へとバイクを走らせた。



撮影は、お手伝いをしに行ったのか、邪魔をしに行ったのかわからない雰囲気だったけれど、順調に進み、夕方には撮影が終わった。



「お疲れー!」と、仕事終わりのビンタンビールをなによりも楽しみにしている私たち。「夜はどこに行こう??」なんて話をしながら片付けをするのが定番スタイル。
「パスタが食べたいかも〜」という話になり、近所のイタリアンへ行く事にした。



ここのお店は、いろいろな種類の生パスタがケースに並んでいて、それを選んで好きなソースと合わせてくれる。

プロシュートやローストビーフなんかも並んでいて、ビールのおつまみにも最適。



それぞれ好きなパスタをひとつずつ選んで食べた。



私は、フェットチーネにバジルとナッツのソースを合わせたものチョイス。

友達は、私が頼んだパスタがやけに気に入ったらしく、もう一皿おかわりしていた。(笑)

そうして楽しいディナータイムは過ぎていったのだった。





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