MY BEACH TOWN #10
ヌーサの海で遊ぶ。
NOOSA-2
Contributed by Akemi Kan
Photo by Chrystal Dawn
Trip / 2018.08.21
世界有数のビーチタウンがいっぱい。
だから少し足を伸ばして次の街へ。
リゾート地としても名高いヌーサは、高揚した人々の笑顔で溢れている。
長く滞在したバイロンベイを後に、2泊3日のヌーサTRIPヘ。クイーンズランド州にあるこの街は、ニューサウスウェールズ州にあるバイロンベイとは違い、どこかハイソな雰囲気。オーストラリアでは州によって政策も大きく異なるため、街の景観にも影響が出るそう。確かに、ヌーサには高級ホテルも多かった。
でも、私たちは手軽なアパートメントに宿泊。大きなキッチンとダイニングルーム、3つのベッドルームのほか、旅人にかなり嬉しい室内ランドリーまであった。もちろんテラスにはバーベキューグリル! どうやらオーストラリアはバーベキュー文化が根付いているようで、公園やビーチサイドには公共のバーベキューグリルが当然のように併設。誰もが自由にバーベキューを楽しめるようになっている。
ホテルの屋上にあるプール。海も近いけど、その前にプールにドボンとダイブして、目を覚まさせるのが気持ちいい。その後に広いキッチンで朝食を作って、テラスでコーヒーを飲んでビーチへ。2泊3日でも急がない。
ちなみにヌーサはサーファーを魅了する極上ブレイクだけじゃなく、ラグナ湾やヌーサ川もあり、まるで水の都のよう。家から川に直接アプローチできるので、夕暮れ時に自身の船でクルーズしたりSUPを楽しんだりする人の姿も多かった。こんな暮らしに憧れてか、毎日多くの観光客が訪れている。
そして二日目となる今日も、夕暮れ前にふらっと海辺へお散歩。朝一は仕事前のサーファー、夕方には授業を終えた学生サーファーの姿も。ヌーサは波がブレイクするポイントまでは少し遠いので、岩場から飛び込んでアプローチ。そうすれば、あっという間にいい波をゲットできる。
みんなで波をシェアしながら、のんびりとクルーズ。ロングボーダーに適した波がブレイクするヌーサでは、ゆったりと波に乗るスタイルが主流なので、女性も子供も気軽にサーフィンを始めやすい。そんな訳で、日本とは違い女性サーファーの姿も多数。サーフィンに適したかわいいビキニブランドも多いので、ついでにお買い物を。
長さも十分なロングボードなら、ボードの上を歩くのも楽しい。だから、フィンレスでボードを回転させたり、スイッチスタンスでいつもと違うフィーリングを味わったり、それぞれが自由にライディングを楽しんでいるのが印象的。最近は素材が柔らかくて安全な“ソフトボード”も人気で、バイロンベイ生まれの「88 Surfboards」も昨年日本に上陸したばかりなのだ。
そして、ほとんど海しか行っていないヌーサTRIPは、あっという間に終了。
一日の終わりをサーフィンで締めくくるのは何よりも最高なのだ!
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Kan Akemi
編集・ライター。出版社での雑誌編集を経て独立。旅を中心に、サーフィンやアウトドアのフィールドでも活動。好きなものはカリフォルニアと海。anna magazine創刊から、コントリビューティング・エディターとして携わる。