Mamma mia! #25

レザー香るフィレンツェで

Contributed by Aco Hirai

Trip / sep.15.2020

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。今週から学校へ戻り、フィレンツェでの新しい生活がスタート。私の好奇心を掻き立てるフィレンツェ、そのフィレンツェで繰り広げられる様々な出来事をお届けします。

#25

約1メートル。
私の目の前に座った彼らとの距離だ。
イタリア人のカップルが私のラップトップ越しにずっとキスをしている。
多分、ティーンエイジャー。
ちゅうちゅうとリアルな音が聞こえてくるほどの近距離なので、どうしても気になってしまう(笑)! しかも美男美女ということもあって、可愛くて見入ってしまいそうだ。
一瞬、男の子と目があったが、彼女以外は目に入ってこない、そんなご様子だ(笑)。

さて、今日はフィレンツェで迎える最初の週末なので、街散策も兼ねてカフェへやって来た。
今までは車で通過したことしかなかったフィレンツェ。
初めて降り立ったフィレンツェは、濃厚なレザーの香りがした。
街の至る所にレザーを取り扱っているお店が点在しているからだろう。歩いているだけでレザー独特の香りに包まれる。悪くない。

街の中心地には観光客向けに、レザーアイテムの露店も出ている。

そして、半年ぶりに学校と言う本来の私の日常が戻って来た。
初日は少し余裕を持って登校。
家を出たら近くのバールでエスプレッソを飲み干し、レザー香る通りを颯爽と抜け、GOOGLEMAPを頼りに目的地までやって来た。
学校に着くやいなやすぐにレベルチェックという名の簡単なおしゃべりテストを受け、適当なクラスに振り分けられた。
私のクラスメイトは8人。そのうち、今日入学したメンバーは私を含め3人。そして、私以外の2人は1週間の短期留学なので、来週にはクラスメイトは6人になってしまう。
国籍は、ドイツ、オランダ、ポーランド、ウクライナ、ロシア、韓国という感じだ。
先生は、ボローニャ出身の方。特に自己紹介もなく、すでにお互いを知っているかのように自然に授業がスタートするのがフィレンツェ流。
おかげで、先生の名前を聞くタイミングも見失ってしまったので、未だに先生の名前は知らない。他のクラスメイトはロックダウン前からの生徒だったり、8月初旬のリオープンから通っている生徒のようだ。

学校のエントランス。ここで毎日体温チェックが行われ、異常がなければ中へ入れる。

授業開始の15分前に到着した教室。一番乗りしていたのは、ウクライナ出身のTETiANAちゃん。

これ、教室の天井なんです。身の回りにアートが存在するのがフィレンツェらしい。

これも校内。ミラノの校舎は比較的新しくてモダンだけど、フィレンツェはレトロで好き。

金曜日、学校帰りに小さなギャラリーを見つけたので覗いてみた。
「Vivere, senza paura!」と言う、現在全世界で起こっているコロナウィルスや人種差別問題を捉えた、数十人の多国籍アーティストたちによる作品展。

入り口に置かれたポスターを読んでいるとギャラリーの方に入っておいでと手招きされたので。







このプロジェクトの発案者。



観光地その1、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。



観光地その2、ヴェッキオ橋。ヴェッキオは、イタリア語で古いという意味。1345年に建造された古い橋だからそのままの意味でヴェッキオ橋。なぜか橋の上には、ジュエリーショップばっかり。

レザーの香りに包まれたフィレンツェでの生活もあっという間に1週間。
来週もフィレンツェのお話をお届けしますね。

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