Between the waves #80
夢の中にいる感覚
Contributed by Miki Takatori
Trip / 2023.06.12
#80
17,508島があるインドネシア。
バリ島周辺にも無限に島があり、そのほとんどに良い波がある。
今まで出会った人に何度もおすすめされたスンバワ島に1週間、サーフトリップにやってきた。
バイクでも島を渡ることができるけど今回は、この小さい飛行機に乗って1時間ちょっと。
例えると20年前のバリのような場所。
でこぼこで舗装されていない道路には猿や牛が道を渡っていて、見渡す限り海と山。
交通渋滞なんて一切ないし、所々にローカルが営むご飯屋さんとガソリンスタンドくらい。
今回の宿は海の目の前、波の音を聞きながら寝られる最高な場所。
サーフスポットも周りに点在していて、行き交うサーファーはみんな笑顔で「Hi!」と言ってくれる。
海の中も忙しなく、サーフトリップで訪れたサーファーと情報を交換し合う。
今朝は海の中であった数人のサーファーと一緒に朝食を食べに行くことになり、みんな同世代でハワイ、オーストラリアから訪れていたサーファーたち。
バリとはまた違った雰囲気で、バリの喧騒から逃れるには最適な場所。
日本で言えば、沖縄と宮崎をミックスしたような感じ。
朝イチでサーフィンに行き、ご飯を食べて、昼寝をしてまたサーフィン。
サンセットを見ながら宿の前の海で泳いで、9時にはベッドの中。
一歩道を外れると携帯のデータも使えないような場所だから、自然と遊ぶことだけがここでの遊び方。
お酒もパーティーも、全てバリに置いてきて、みんなゆったりしながら出会う人々との繋がりを楽しんでいる。
今、このタイミングでまさに私に必要だった。
数日後にはまた良いスウェルが入ってくる予定だから1日中海で過ごす日々になりそう。
Miki
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Miki Takatori
1996年福岡生まれ。旅のマストアイテムであるサーフボード、ビキニ、ウクレレをスーツケースに入れ海沿いの街を旅する。現在はオーストラリア人パートナーとバリの小さなサーフタウンに住みフリーランス通訳・翻訳・ライターとして生活している。サンセット、サーフィン後のお昼寝、抹茶をこよなく愛する。