結婚式当日。でも時は金なり!<br>1秒も無駄にしないプロポッドキャスターの半日がこちらwww 前編

It's Not About Me. It's About My Friends. #10

結婚式当日。でも時は金なり!
1秒も無駄にしないプロポッドキャスターの半日がこちらwww 前編

Contributed by Sho Mitsui

Trip / 2023.09.05

アメリカ国内に謎のネットワークを持つ元英語教師・現カルチャーコーディネーターの三井翔さんがお届けする、彼にしか綴れない「旅行記」。今回、2年ぶりのLAへ旅立った目的は友人の結婚式! 名だたる面々と共に過ごす奇想天外な日々の様子、ハッピーなムード溢れる結婚式の様子をお届け。


とうとうやって来た。
LA実質、最終日にして最重要の日。Ryan Scott Grahamの結婚式当日だ。この日の為に渡米したので、楽しみで心が躍る反面、「もうこの旅が終わってしまうのか」という寂しさ、そして親友が結婚して夫となるという感動など様々な感情が自分の中で渦巻いている。





インビテーションはデジタル、LINEで送られてきたw
会場入りは遅くても16:00という事で、しばらくは時間に余裕がある。最大限に生かさねば! まずは、SpotifyのYuukiさんに教えていただいたレコードマーケットへ行く事にした。何やら日本の有名DJやレコードバイヤー達もわざわざこれを目当てに渡米する程の品揃えで、掘り出し物の宝庫だそうだ。僕もにわかレコードコレクターとしては見逃すわけにはいかないのだ。毎月第2日曜日に開かれているRose Bowl Flea Marketもそうだが、こういうものは開始時間と同時に入場しなくては。良いアイテムは早いもの勝ちだからね!



会場はSmorgasburg。ダウンタウンにあり、今までは足を踏み入れたことの無いエリアだ。どデカい立体駐車場の近くに、日本で言うところの赤レンガ倉庫サイズのベージュの建物がズラリと立ち並んでいる感じ。



午前10時開始なので、僕は9:45には現地入り。お客さんも既にチラホラ集まっていた。何やらここはフードトラックフェスとしても有名らしく、レコードコレクターだけにとどまらず、食通の方々も毎週楽しみにしているんだとか。



でも僕が真っ先に向かうのはこちら。レコードフェア。広大な空き地に「コの字」状でテントが並び、ローカルレコード店からインスタで人気のコレクターまで、様々なベンダーが出店していた。これは隅々までディグっていたら一日中かかってしまいそうだ。



オープンした途端にディグり始めるバイナルコレクター達! これはうかうかしていると掘り出し物は全部かっさらわれてしまいそうだ!



こんな感じでレコードフェアが家族行事になっているファミリーもいた。どう見てもパパがガチ勢でそれを「仕方ないなぁ〜」的な眼差しで見守るママと娘ちゃんといった構図だが、これもこれで非常に微笑ましい。えぇなぁ〜!



で、僕はといえば自分のテイストに合ったストアを探すのに依然として苦戦していたわけだが、こういう時はディスプレイにフィーチャーされている商品をチェックする事にしている。レコード店でいえば壁なんかにずらっと並べてある作品が自分のテイストに合っていれば、大抵自分の好きなアイテムに巡り合えるというものだ。服屋やレストランだってインテリアにレコードを使用している場合はついチェックをしてしまうのだけれど、自分の好きなレコードが飾ってあるお店の趣味は大概、僕とバイブスが共鳴してくれるのだ。



ここのお店に面出しされていたBeastie Boys "Check Your Head"のオリジナル盤を目にして、ここの在庫を片っ端からチェックする事に決めた。日本の某レコード店でも注意喚起されている様に、レコードを持ち上げてストンストンと落とす行為はマナー違反だ。ジャケットの底や中のレコードが痛んでしまう。1枚1枚丁寧かつスピーディーに見られるか否かが、バイナルコレクターの品格に反映されるのだと僕は勝手に考えている。



キターーーーー! やっぱりね! 未だカルト的な人気を誇る映画『The Breakfast Club』のオリジナルサントラ。状態は決して褒められたものでは無いが、それこそインテリアとしてはうってつけの1枚! なんか久々に映画観直したくなったなぁ。



そして、なんとなんと! 大好きなPearl Jamの"Yield"のUS盤オリジナルも発見! 先日のレコードストアデイでこの"Yield"のライブ盤"Give Way"をゲットしていたので、運命を感じ多少値は張ったが、購入! 「2枚買うから$20引きで!」というゴリ押し交渉にも渋々応じてくれた、この"EL MARCHANTE"にシャウトアウト!



さあレコードも買えたし、名物のフードフェアも見てみようではないか! 実はランチをする場所はもう決まってしまっている為、腹を満たす訳にはいかないw とはいえ、朝から何も食べてないので小腹は減った... ...何を食べようかなぁ。。。



まず目についたのは、"Chimmelier"という韓国料理屋さん。チキンって書いてあるからヤンニョム的なそれかな?腹パンになってしまいそうなので、美味しそうだったがパス。



次に目に入って来たのは、この日一番の行列を誇っていた"Be Bright Coffee"だ。コーヒー屋にこれだけの行列が出来るのは控えめに言っても正気の沙汰では無いので「ここは並ぶしか無い!」と、僕の第六感が語りかけて来た。



15〜20分並んでゲットしたのは"Vick's Spanish Latte"どうやらここのフラッグシップメニューの様だ。甘〜いホイップクリームは非常に僕好みで大満足。苦味の効いたラテとの相性も抜群!



"Be Bright Coffee"からまた少し歩いて見つけたのがこの"Lei'd Cookies"だ。レイってことはハワイアンクッキーか何かなのだろうか? アメリカのクッキーって日本と違ってフニャフニャでしっとりしていて、必要以上に甘い。美味しいかどうかは別として、僕にとっては「小学生の頃に食べたあの味」なのだ。俗に言う「エモい」ってやつ。ちょっと食べたいな。行列無いしw



てな感じのノリで買ったのがこちら、ダブルチョコチップとスモアズ。見た目の悪さ(特にスモアズの仕上げは草)にちょいビビりつつも、味は決して悪くは無い。ジ•アメリカンクッキーよ。





が、この直後にクッキーを喰らった事を激しく後悔する事となったのだ。何故なら、僕が大好きなJimmy Eat World, The Starting Line, Valenciaといったバンドの代表作をプロデュースしたMark Trombinoがオーナーである"Donut Friend"を見つけてしまったから。ここのドーナツは商品名にエモバンドやポップパンクバンドの名前をモジったものを使用しており、ファンなら元ネタのバンドが分かるし、見た目も映えだし「絶対このドーナツを食べるのが正解だったじゃん!」と心の中で叫んだのだが、流石にどデカいクッキーを食べた後にドーナツ等口にした日には、デブゴン真っしぐらだし、ランチの場所は変える訳にいかないし、夜は結婚式でご飯だし、諦めざるを得なかった。ので、写真だけパシャリ。



そんなこんなしていたら、このレコードフェアを教えてくれたYuukiさんが到着しているとの事だったので、ヤーマンしに行ったついでにパシャリ! ちょうどココナッツジュースをゲットしていたところで、この後クリスマスレコードをディグリ当てたそうだ。Yuukiさん、素敵なイベント紹介して下さってありがとうございました!



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