Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #26
French Canteen
Contributed by Mizuki
Trip / 2023.09.27
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。
#26
以前の記事で、大学のカフェテリアについて少し触れたと思うが、今回の記事ではそれについて詳しく話していきたい☺︎
「美食の国」と呼ばれるフランス、またその中でも「美食のまち」と呼ばれるリヨン。
「Cantine」(カンティーン=学生食堂)のクオリティーは果たしてどうなのか……?
お昼の時間になると大学のカンティーンは学生たちで溢れかえる。人が入りきらず廊下まで列を作っていることもある。
どうしてそんなに人気なのか?
それはコスパの良さにあると思う。
フランスの学生食堂では、前菜からデザートまでの「フルコース」を食べることができる。たったの3.5ユーロで。(500円でフルコースランチが食べられる感覚だと思う)
メインは肉、魚、ヴェジタリアンから選べて、メニューは日替わり。フランス料理の定番である、ステーキフリットやグラタン、ラタトゥイユなど種類は様々。自分はヴェジタリアンではないが、大豆を使ったコロッケやハンバーグのような料理が好きで「お肉じゃないの!」と驚くことも多かった。
日替わりでメニューがディスプレイさせる
それに加え、ライスやフリット、マッシュドポテトなどのサイドも一緒に付いてくるのでメインだけでも既にボリューミー!
食堂スタッフはいつも「Ça va?」(元気?)とか「Bon apétit!」(ボナペティ=召し上がれ)と言ってご飯をよそってくれる。こうゆう小さな会話も私の気分を上げてくれる。
メインを選んだ後は、前菜やデザートをビュッフェ式でチョイスできる。前菜の定番は、スープやサラダ、生ハムやパテの盛り合わせなど。デザートも種類豊富で迷っちゃう……。
名前は分からないけど、ショコラとピスタチオソースがかかったチーズケーキがお気に入りで、友達と「おいしい、おいしい」と感動しながら食べていた(笑) それが今までのベストスイーツ in 食堂かな。そういえばフランスはスイーツ大国でもある♡
まとめると食堂では、ランチタイムに贅沢な「コース料理」を堪能できる! それも学生に優しい値段で。
それだけじゃない。私にとってカンティンは「出会いの場」・「コミュニケーションの場」でもある。たまたま隣に座った学生と急に会話が始まったり、「環境問題」についてディスカッションが始まったり。「議論好き」のフランス人にとっては意見交換の場として最適なのかもしれない。高校時代の留学先で初めて友達ができたのもカンティンだったな。
そんな思い出がたくさん詰まった場所☺︎
食堂でお腹いっぱいに食べた後はいつもお昼寝がしたくなる……。
だからランチの後は「カフェオレ」が定番なの。午後の授業も頑張るぞ。
À bientôt!
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Mizuki
東京の大学に通う21歳。純ジャパフレンチガール。生まれも育ちも日本、フランス語経験もゼロだったが、16歳でフランスへ留学。大学生となった今、再びフランスに留学中。慌ただしい日本の生活とは異なり、時間がゆったり流れる「バカンス大国」=フランスならではのライフスタイル、人生の楽しみ方、について留学体験と共に発信中。趣味は食べること、ダンス、ボクササイズ、ワイン(詳しくなりたい)。