
GET BACK YOUR "RAW" ! #10
アレックスと行く!LA散歩②
Contributed by ERI
Trip / 2020.10.29
#10
こんにちは!
今週もGET BACK YOUR RAWを覗いてくださってありがとうございます。
寒くなりましたねえ。
体調崩してないですか?
私はといいますと、めっちゃ元気です。
はい。
あ、でも都内での生活が増えて少し肌荒れしているかも。

前回は、私の一番心に残った作品Untitled(your body is a battleground)に出会ったところまで書きました。
私は芸大生でもなかったので、いい意味でも悪い意味でも芸術に対する目が肥えてなかったのでしょう。
すべてが目新しく見えました。
なぜ、Untitled(your body is a battleground)がこんなにも印象に残っているのかはわかりません。
でも、たまにあるじゃないですか。
意味もないし、分からないけど覚えていることって。
でも、帰国して絵について調べたらその理由が分かったのです。
ーーーー引用ーーーー
Barbara Kruger addresses media and politics in their native tongue: tabloid, sensational, authoritative, and direct. Kruger’s words and images merge the commercial and art worlds; their critical resonance eviscerates cultural hierarchies — everyone and everything is for sale. The year 1989 was marked by numerous demonstrations protesting a new wave of antiabortion laws chipping away at the 1973 Roe v. Wade Supreme Court decision. Untitled (Your body is a battleground) was produced by Kruger for the Women’s March on Washington in support of reproductive freedom. The woman’s face, disembodied, split in positive and negative exposures, and obscured by text, marks a stark divide. This image is simultaneously art and protest. Though its origin is tied to a specific moment, the power of the work lies in the timelessness of its declaration.
ーーーーーーーーーー(https://www.thebroad.org/art/barbara-kruger/untitled-your-body-battlegroundより)
つまるところ、「女性の自由の権利」のために作られた作品だったということです。
現代のジェンダー問題にも繋がる気がします。
女性へのメッセージ。戦え。
今でこそ男女平等が謳われ、ジェンダーレスという言葉も一般化してきたわけですが、この作品が制作された当時は完全に男と女、として区別され、さらにはきっと権利も平等ではなかったのでしょう。
だからこそ感じ取った、この作品に込められたこのパワー。
凄まじい。
出会えてよかった。
さて、次のエリアに行こう。
アートの概念がぶっ壊れていきますよ。
ある作品は、キャンバスから椅子が飛び出ていたり、
場所によって素材の違う幾何学模様的な抽象画、
たった2色。オレンジとブルーの立体的作品、
あ、またバスキアだ、アンディーも。
ここには5倍のサイズはあるテーブルと椅子のセット。でかい。見上げてやっと。
いつか版画をやってみたいと思った。
キャンバスだからって、“絵”を描かなくてもいいんだ。
誰が決めた?
一般常識?
館内は広すぎて、周り終えるのに何時間もかかった。
アレックスは、ひとつひとつの作品に集中する私のペースに付き合ってくれた。
ありがとう。
「美術館にくると、こんな素材使ってみようとか、こんな技法真似してみようとか、新しい発見があって面白いよね。ずっと居られるよ」
歳は離れているアレックスだけれど、アーティストとしての好奇心が一切衰えない、そのパッションに私は感心した。
「今日も収穫があった。早くスタジオに帰って絵を描きたいね!」
というわけで、アレックスの自宅スタジオで一緒に絵を描くことに。
その前に、ラーーーンチタイム!

ダウンタウン内のフードコートのような場所
ここの入り口、ネオンが可愛いの!!
思わず写真撮ってもらったよね。
食べたのはフィリピン料理。
やっぱ、お米は美味しい(笑)。
多国籍なフードスタンドがたくさんあって、選ぶのにもひと苦労でした。
コーヒースタンドにも寄りたかったけど、お腹がいっぱいで断念…。
それじゃあ、さくっと画材屋に寄ってスタジオに行こうか!
きた!! 画材屋!
どんな観光地よりも行きたい場所!
美術館の次くらいに行きたい場所!
次回! ERIの財布の紐がちぎれる!!!!!!!
デュエルスタンバイ!

もぐもぐ

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ERI
藤沢生まれ、横浜育ち。物心ついた頃には、絵の具で遊んでいた。アーティスト活動のため脱サラ。モノにあふれる現代に疑問を持ち、着飾らない自然体でいるスタイルの美しさを表現している。好きなものは、サーフィンとみかん。












































































