LA9日目。チルDAY

About Time #14

LA9日目。チルDAY

Contributed by Sho Mitsui

Trip / 2021.11.25

1年9ヶ月ぶりにアメリカに旅立った通訳・翻訳家&カルチャーコーディネーター兼英語教師の三井翔さん。著名人からアップカマーまで、アメリカ国内に謎のネットワークを持つ彼にしか見えない、コロナ禍以降のアメリカの「リアル」を毎週お届け。

#14

とうとう、LAも滞在最終日。明日の早朝NYCへと旅立つ。今日は夜は友達のバンドNECK DEEPのライブを見に行く以外は予定が無い。言うなれば、唯一の休日w

「その日のバイブスで好きな事を適当にしよう」と決めていた。
あぁ! そうだ! 今日はTiffany & Co.とSupremeのコラボ発売日!



入店抽選に参加しようと思ったが、アメリカ発行のクレジットカードが無いと無理なことが判明し、萎え...。
友達のCourtlandに頼むも、流石に今日はダメだった...。
そりゃそうだわな。僕は有名ラッパーじゃないし。

朝ご飯はPatrickのおばあちゃんが作ってくれた夕飯の残り物だ。1日経っても全然美味しい!

デザートにアイスクリームが食べたくなり、サンタモニカへ。



色々なところにあるみたいだけど、Salt & Strawはとても美味。これはアボットキニー店。
アイスの溶け具合が外の気温の高さをうかがわせる。塩キャラメルとブラウニーのダブル・スクープ。大満足。



このグラデーションの青空にパームツリー、これこそアボット・キニー。ここを真っ直ぐ進めばヴェニス・ビーチに着く。



圧倒的なビーチ感。11月でこれは流石に羨ましい。しかも、LAでは湿気の少なさ故、長袖を着用していても全然汗をかかない! 素晴らしい!



スケーター達がヴェニス・スケートパークへと向かう。
「ここのパークでずーっとスケーターを見る日」みたいのが1日あったら良かったのに。



Kobeのミューラルは相変わらず健在。グラフィティーはやはりどうしても、アメリカの建物と景色の方が似合う。

スケートパークにはボウル(ヴァートスタイル)とストリートがある。



マリちゃんの個展の際にAnwarに会いに来ていた男の子も滑りに来ていた。
この子上手い。ほとんどのトリックをメイクしていた。

因みにこちらがストリートスタイルのパーク。奥に抜ける海が美しい。



ニンジャ・タートルズのミューラルに取り組んでいるアーティスト。これ、完成したら絶対可愛いやつ。さて、NECK DEEPのライブに向かう前にもう1箇所行っておこうか。



ここが今回の旅で余裕があれば来てみたかった、Neighbors Skate Shop。黒人のコミュニティーが作ったスケートショップで、本当に黒人のキッズしかいなかった。店前にはシンプルなランプが置いてあって、ひたすら彼らが遊んでいた。



店内のコラージュはFucking Awesomeの店内のそれを少し彷彿とさせる。もちろんFAも取り扱っている。Lotties Skate Shopが閉店してしまったので、Neighborsの今後に期待。

そんなこんなしているとRyanからLINEが。
「ぼちぼちShoのairbnb辺りに向かうよ」
ライブ会場まで送ってもらう事に。マジでRyanさんにも今回の旅ではお世話になりっぱなしだ。

「この辺りは全然来ないから分かんないんだよなー」と、Ryanさん。



と、思ったらこれはLA LAKERSの本拠地STAPLE Centerの近くではないですか! DTLAの良箱が本日の会場なり!



The NOVO。東京でいう所の今は亡きZepp Tokyo的な大きさの会場だ。なかなか綺麗で、セキュリティーはガチガチに堅い。

VIPチケットあざす。



会場に着くと新進気鋭のポップパンクバンドHeart Attack Manが演奏していた。カッコよかった。



楽屋に着くと約3年ぶりにメンバー達に再会!(Westとは1年10ヶ月ぶりw)
皆んな、大人になっていたw



この2人は特に仲が良い! Neck DeepのWestとState ChampsのRyan。
2人ともアニメ、マンガ、ポケモンと日本のカルチャーが大好きだ。Westはその道をより極めに走り、Ryanは古着/ヴィンテージの世界にどっぷりハマっていった。



本番前の楽屋は至ってチル。旧ツアーマネージャーのNewyも楽屋に遊びに来ており、久々に会えて良かった。今はアーティスト事務所のオフィスで働いているとのことだ。



本日、RyanさんはPRESSパスで入場。なんと、カメラマンとして仕事をするのだ!
とりあえず、魚眼レンズでバンドをパシャり。



ライブには僕のDJソロプロジェクトALT MEDの新しいTシャツを早速着てくれていた。実はこのTシャツ、Benが着てくれたから以前バズった。
こうやってBenはいつも僕のサポートをしてくれる。こういった彼の計らいにも感謝だ。



NECK DEEPのパフォーマンスは素晴らしかった。曲、演奏だけにとどまらず、ステージセッティングも素晴らしく、部屋をイメージした装飾と曲のBPMに同期されたランプやライトなどの照明も圧巻だった。



2階からの景色、よりステージセットの豪華さがお分かりいただけるだろう。リビングとベッドルームが合体した様な、非常にポップでメルヘンな世界観。インスタの映え女とかが大好きそうなバックドロップだ。因みに左手に見えるドアだが、実際に開き舞台裏に繋がっている!(ギターテックが、ギターとベース交換の度に出入りしていた)



Benの兄Sebがベーシストとして加入後初の、そしてコロナ禍以降初のツアーがアメリカ。イギリスバンドとしてはかなり異例の人気ぶり。ミュージシャンとして普通に凄すぎる。いや、普通じゃない。凄いことをこのバンドはやってのけている。
新曲はどれも素晴らしかったが、生で聴けた"She's A God"は極上だった。
アンコールで、

Ben:「今日はShoが日本から来てくれてるぜ!OGのMr. ALT MEDだ!」
観客:「(良くわからないけど)イェーイ!」

めっちゃ嬉しいshout outだ。Daniなんてこの後に及んで、僕に歌わせようとしたw
本当に友達想いな連中。



ライブ後の楽屋も実にチル。どうやら、ゲストリストもそんなに多く無かったそうで、落ち着いて皆んなと話せて良かった。
レコードレーベルとの契約も切れて、フリーランスのNECK DEEPだが、アメリカのマネジメントチームとのミーティングが始まる。
そこで早くも完成曲2曲のデモと、サビのみの1曲をリスニングすることに!

いや、マジでめっちゃ良かったよ。ヒットの予感がプンプンする神曲でした。

あまりお邪魔しても悪いので、Ryanと会場を後に。家まで送ってもらって別れを惜しんだ。
次がいつになるか分からないが、また必ず会おう! つか、日本に3ヶ月位住んだ方が良いでしょ。ステチャン落ち着いたらさw

Arigato Ryan-san


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