Mamma mia! #59

おもてなし上手なイタリア人

Contributed by Aco Hirai

Trip / 2021.05.25

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。お隣の州のトリノへショートトリップへ出かけた週末。おもてなし上手なイタリア人との2日間をお届け。

#59

週末は、待ちに待ったトリノ旅行。
友人に誘われて1泊2日のショートトリップだ。
ミラノからトリノまでは電車で2時間ぐらい、しかも乗り換えなしという楽チンっぷりなところもいい。

友人の友人がトリノにいるということで、連絡を取ると色々と案内してくれるという。
トリノが地元のイタリア人に案内してもらえるなんて楽しみすぎる。

そして、ワクワクしながら迎えた土曜日。
11時頃ミラノを出発してお昼過ぎにトリノへ到着。
すると、駅のホームまでMicheleが迎えに来てくれていた。


想像していたより大きくて近代的なトリノ駅。

ホームで、Piacere!(初めまして)とお互い挨拶をして、車へ荷物を置き早速ランチ。
Micheleが人気のパニーノショップへ連れて行ってくれた。


人気のパニーノテッカ(パニーニのお店)。運よく座れてラッキー。

ランチの後は、定番の観光スポット巡り。
有名な建造物や広場など、詳しく説明しながら回ってくれた。

たくさん歩いてちょうどお腹も減ったところで、楽しみにしていた夕食の時間。
トリノの中心地から車で30分くらい走った場所にある彼の行きつけオステリアへ。


料理はもちろん美味で、意心地の良いオステリア。

ぶどうの木で覆われたテラス席に、フレンドリーなスタッフ、さらにトリノの名物料理と自家製のワイン。
この雰囲気のいいトラットリアがすっかり気に入ってしまった。


Micheleオススメのお肉料理を迷わずオーダー。とっても柔らかいお肉に大満足。


今ではすっかりクセになった食後のアマーロとリモンチェッロ。そしてエスプレッソ。


応援しているチームの試合があったのか、隣のテーブルの男性も後ろのテーブルの男性グループも食事をしながらスマホでサッカー観戦。隠し撮りしてすいません。さすがサッカー大国、イタリア。

そして、この日はMicheleのお家にあるゲストルームに泊まらせてもらうことになっていた。
トリノ旅行を計画中にMicheleがもしよかったら泊まれるよ、と言ってくれたのでお言葉に甘えることにしたのだ。
美味しい料理のおかげでお腹も心も満たされたまま、Micheleのお家へ到着した。

そして、Micheleに
「今夜はここを使ってね」とゲストルームに案内されてびっくり!
テーブルの上にはホテル並みのウエルカムフードとドリンクが用意されていた。


嘘でしょ!って思うぐらいのおもてなしに感動!思わずパシャリ!

到着後、まだ飲み足りなかったので、手土産に持って来た日本酒を飲みながら3人で乾杯した。
そう、Micheleは日本が大好きなのだ。
パンデミックがなければ本当は今頃日本へ短期留学していたという。

そんな話をしていたらちょうどMicheleのお父さん、お母さん、お姉さんが登場。
遅い時間にもかかわらず、ご家族が笑顔で快く迎えてくれた。

さらに翌日。
朝食の時間だよ、と連絡が来てリビングへ行くと。
ホテルのアフタヌーン・ティーかのような豪華な朝食でもてなされた。


トリネーゼが朝食やデザートに食べるBunet(右下)。美味しすぎて満腹中枢が狂ってしまったかのように朝からモリモリ食べた。

中でも右下のチョコレートケーキは、Bunet というピエモンテの名物デザートで、Micheleの手作り。食後は、この至れり尽くせりの余韻に浸りながら、満腹すぎてベッドに横になりたい気持ちを抑えていざ外出。

2日目は、Micheleが予約してくれた美術館の中にある庭園を見たり、オーガニックショップを回ったり。
見所たくさんのトリノなので、気づくとあっという間に帰りの電車の時間に。


一番気に入った美術館の中にあるレアリ・ディ・トリノ庭園。すっごく落ち着ける場所。


トリノの中心地にある教会、La chiesa della Gran Madre di Dioからの眺め。トリノで一番美しいと言われているヴィットリオ・ヴェネト広場が見渡せる。


広場にはたくさんの露店本屋さん。


大学とは思えない美しい建物。建築を学ぶ大学らしい。話によるとバレンチノ城ロイヤル サヴォイの家の旧邸らしい。どうりで。


運河沿いに立ち並んだバールは全て違うバールで、夏になるとバーホッピングが楽しめるらしい。

初対面だったMicheleは、本当におもてなしが上手なイタリア人!
イタリア人はもてなすのが好きだとよく聞くけど、その「OMOTENASHI」を肌で感じたトリノ旅行だった。

あー、また行きたいな、トリノ。



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