Mamma mia! #4

Home Quarantine生活1ヶ月、外はもう春

Contributed by Aco Hirai

Trip / apr.15.2020

イタリアに活動の拠点を移し、フリーのエディター・ライターとして活躍するAco Hiraiさんの生活をパーソナルな視点で綴った連載「Mamma mia!」。お家生活も1ヶ月が過ぎ、街の景色もすっかり春めいてきた。

#4

4月3日。
本当だったらHome Quarantine生活も今日で終わりのはずだったけど、この状況でそんなわけがなく、イタリアのニュースでは、「4/18あたりまで延ばして一旦様子をみよう」という内容が発表された。
なので、引き続きお家時間。
もう慣れっ子なので、「はい、了解しました!」という感じ。

今日の朝食。エスプレッソとフレンチトースト。日本と7時間の時差があるので、毎朝起きてからすぐに仕事をすることが多い。

ずっとお家生活をしている間に、13年ぐらい前にオーストラリアのフリーマントルでインタビューした海洋冒険家の白石康次郎さんのことを思い出した。

「5オーシャンズ」という単独世界一周ヨットレースの途中の寄港先が、フリーマントルだったからだ。当時、たまたま現地の情報誌で働いていたので、現地メディアとして取材に行かせてもらった。
白石さんは、1人でヨットに乗って世界一周レースに挑戦している方。たった1人で。それも1週間とか1ヶ月とかの話じゃない。数ヶ月。今みたいにwi-fiがあって、SNSやライン、スマホのFacetimeができるわけでもなく。愛する家族や娘にも会えない。ずっと一人。

ただただすごい精神力で、私は白石さんの話に吸い込まれ、気づくと船の上で3時間というロングインタビューになっていた。それぐらい白石さんの海上での生活や精神論、老子の「上善は水の如し」という東洋の思想論を夢中になって聞いていた。どんな過酷な状況でも、それを良い方向へ変えていく、そんな考え方が素晴らしいってインタビューしながら思った。

ロックダウンという状況とはもちろん違うけど、白石さんのあの活き活きとした表情を思い出す。
それに比べれば「今の時代ってすごい!」ってあらためて思った。例えロックダウンされても有り余るほどの情報が簡単に手に入るし、テレワークもできる、寂しくなったら顔を見ながら家族や友達とおしゃべりだってできるもんね。




こんなに晴れていると外に出ても大丈夫な気がしてくるけど、一旦我慢。

今日は、世の中で起こっている悲劇を忘れそうになるくらい天気がいい。
この天気のおかげもあって、陽気なイタリア人たちは少しずつ外に出始めているのか、前よりも少し外が騒がしい気がする。

そして、10日も買い出しに行かないとさすがに食料も底をついてきたので、今日は残りもので夕食を。きっと料理上手な人なら、1週間分の献立とか考えて計画的に毎日ヘルシーで栄養たっぷりな食生活をおくれるんだろうな。そんな素敵な食材の使い方を誰か教えて欲しいものだ。ただでさえ、イタリアという日本の食材が手に入りにくい立地条件に、ロックダウン中という過酷な環境に加え、そもそも料理のレパートリーが少ないというスキル問題が私の食生活に輪をかける。

そんな私なので簡単なものしか作れないけど、
日本から持参したフライパンで、だし巻き卵を作ったり、キヌアに野菜を加えてキヌアサラダを作ったり、一応なんとかなっている。もちろんパスタやリゾットも。

日本から持ってきた白だしを使って、だし巻き卵を。

今のところこのキヌアが好き。BIOのものも試してみたけど、Barilla社のこいつが美味。そして、グルテンフリー。

お米が入ったキヌアに、トマトとオリーブとツナを混ぜてたった10分で完成! モッツアレラチーズを入れても美味しい。

東京に住んでいた頃からワインだけはストックを切らさないようにしている。これはイタリアのワインで、1本€2〜4なのに、結構美味しい!!

最後はイタリアのテレビ。レポーターも機材を整えて自宅から報道してくれてる。ありがとうございます。

ってことで、明日は買い出しに行かないと。

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