「MOUNTAIN FESTIVAL」での新しい体験が教えてくれたもの。

Photograph: Toshiyuki Togashi

「MOUNTAIN FESTIVAL」での新しい体験が教えてくれたもの。

Contributed by LUKE magazine

Trip / sep.05.2018

8月25日(土)、26日(日)の2日間にわたり、THE NORTH FACEとBEAMSによる初のイベント『MOUNTAIN FESTIVAL』が開催された。

THE NORTH FACEとBEAMSと言えば、昨年の秋冬、今年の春夏シーズンと立て続けにコラボ・コレクションを発表して大きな話題を集めたが、この両ブランドがタッグを組むフェスは一体どんなものになるんだろうと開催前からワクワク。我々Container編集部も参加してきました!

本フェスティバルは、山でキャンプをしながら、アウトドア・アクティビティを楽しもうというもの。会場は長野県・野沢温泉村の標高1300mに位置するスタカ湖キャンプ場。「湖があるフェスなんて最高じゃん!」と、ロケーションを妄想しながら車を走らせ、グルグルと山を登る。「こんな山奥に湖なんてあるのか?」と思いながら、30分ほど峠道を走り続けて会場に到着すると、目の前には湖が! そこはまるでオアシスのような空間。芝生が湖の周りを囲う絶好のロケーションだった。





参加者は、事前に設置されたTHE NORTH FACEのテントに宿泊。キャンプサイトには最新のドーム型テント「ジオドーム4」や「ワオナ4」が設置されている。時刻は朝の9時。参加者たちは各々がアクティビティに向けて準備をしながらリラックスしていた。

いよいよ10時からアクティビティ開始。実は本フェスティバルの参加者は限定100名で、トレイルランニング、クライミング、スタンドアップパドル、マウンテンバイク、ヨガの5つのアクティビティを20人ずつに分かれて行う。初めてアクティビティを体験する参加者もいるなか、各アクティビティでTHE NORTH FACEのアスリートが講師を務めるなど、初心者も安心しながら楽しめただろう。

















約2時間のアクティビティを楽しんだ後は、昼食タイム。夏野菜が添えられた絶品カレーが提供された。一口食べて、「キャンプはやっぱりカレーに限る!」なんて思ったのは僕だけじゃないはずだ。









昼食後の14時から2回目のアクティビティがスタート…のはずだったが、さすがは標高1300mの山。急に濃霧が現れ、水の入ったバケツを思いっきりぶちまけたような大雨が。加えて雷まで…。でも、これも山キャンプならではの体験。参加者たちはキャーキャー叫び、ずぶ濡れになりながら裸足で駆け回ってテントに潜り込んだり、屋根のある水場に避難して参加者同士でお喋りしたり、その大雨すらも楽しんでいた。そんな状況でもスタッフは落ち着いた対応で、落雷がおさまるまでは待機を促し、次に予定していた温泉タイム(キャンプ場近くの温泉に入浴)に切り替えた。その対応の早さとチームワークは素晴らしいものだった。

各々が温泉を堪能してキャンプ場に戻ると夕食タイム。辺りも暗くなり、夜のキャンプムードが漂ってきた。





昼食後にカメラマンと、「夕食は何が出ると思う?」「う〜ん、キャンプだしもう一回カレーじゃない?」「まさか(笑)」なんて会話をしていたから、メニューが気になって仕方がなかった。すると、出てきたのは予想を遥かに上回る絶品料理プレート。スペアリブ、バーベキュー串、長野県民のソウルフード、おやきまで! 手づかみでスペアリブを頬張りながらビールを飲む。参加者たちとキャンプファイヤーを囲みながらの食事は至福の時間だった。









夕食の後は、昼間のアクティビティとは違ったフェスならではの楽しみが。日本のロックシーンで人気を集めている、Yogee New Wavesのライブだ。湖畔には野外フェスにふさわしいドームテント型のステージが用意されており、彼らがステージに登場するやいなや大歓声。参加者の皆がステージ前に集まり、約1時間のライブを堪能した。きっと彼ら目当てに本フェスティバルに参加した人もいるだろう。彼らのライブパフォーマンスをこんなに間近で見れる機会はなかなかなかったはずだ。そんな彼らにとっても初体験だった。「こんな標高の高いところでライブをやるなんて初めてだよ」って。













その後はMAYU KAKIHATAが和モノ中心のDJセットをプレイ。サプライズだったのは、彼女の後に再びYogee New Wavesのボーカル・角館氏とギター・竹村氏が登場し、テクノのライブセットを披露したことだ。野外フェスに欠かせないダンスミュージックをこのような形で参加者に提案できたことも本フェスティバルの魅力のひとつだった。ちなみに、このことがとても気になって帰宅後に調べたら角館氏のブログにたどり着いた。素晴らしい記事だったのでシェアしたい。きっと、彼と同じようにこのフェスをきっかけに新しい音楽体験をした人もいるんじゃないかな?

好きなものを好きといえる気持ち」(「Yogee New Waves Vocalカクダテの独り言」より)

ライブの興奮、そしてお酒の余韻が残るなか、夜が更けていった。





前日の大雨が嘘だったかのような気持ちの良い天気を迎えた日曜日。
少し肌寒いなか、薄手のジャケットを羽織って朝食の暖かいポトフを食べる。この2日間の食事は本当に贅沢なものだった。キャンプでの食事は、体験しないと分からない"特別な何か"があるのさ。

この日は8時からの朝ヨガを皮切りに、アクティビティがスタート。前日午後のアクティビティが中止だったせいか、この日は皆がアグレッシブな気がした。前日以上に笑顔をたくさん見ることもできた。

















そういえば、トレイルランニングに参加した人は絶景を見ることができるなんて小耳に挟んだものだから、取材の最後にそのポイントに足を運んでみた。そこに立っている展望台に上った瞬間、眼下に広がったこの景色。心地よい風を感じながら絶景を眺めることができた。都会では味わうことのできないこの体験を最後にスタカ湖キャンプ場をあとにした。



キャンプ初心者も、上級者も、本フェスティバルで新しい体験ができたのではないだろうか。アクティビティも、食事も、音楽も、山で体験するとこんなにも楽しいのかと。それは世代を問わず、"新しい遊び"を提案するTHE NORTH FACEとBEAMSの姿勢やホスピタリティのおかげだと思う。参加者たちと一緒にスタッフが全力で楽しんでいる姿を見て、この両ブランドがフェスをやる意義が分かった気がする。"新しい遊び"の魅力だけでなく、チームワークの大切さを教えてくれた「MOUNTAIN FESTIVAL」について、次の記事でもう少し紹介したいと思う。

最後に、本フェスティバルを作り上げたスタッフたちのコラムをぜひ読んでほしい。この想いが「MOUNTAIN FESTIVAL」を素晴らしいものにしてくれたのだから。

http://www.beams.co.jp/special/mountainfestival2018/column/

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