やっぱり島が好き、瀬戸内

To Me, Somewhere in the World #118

やっぱり島が好き、瀬戸内

Contributed by Yoko

Trip / 2024.02.28

『“今”の心地よさを一番大切に』
未知なモノすべて知らないことを知りたい、自分に忠実に生きるフリーランスのWebライター・編集者Yokoさん。旅の話をリアルタイムで、時に振り返りながらつづる旅連載。


#118


2月はびっくりするくらい長野にいた。新生活への準備もあり、今いる場所をぐるぐるしたり、そのなかでも新しい場所に行ってみたりする日々。新しいことはいつまで経っても高揚感を得られるものだけれど、暮らしのこととなると、どこまでも続いていく直線みたいなものだから、また別なのかもしれない。ただ確かに言えるのは、もっと日々を味わわないといけない、ということ。


小豆島の海で。


さて今回は島旅、瀬戸内の話である。岡山や香川へは時々行くものの、その間の瀬戸内の島を渡り歩いたのはもう7年も前になる。

そういえば、寝坊でフライトを逃した唯一の旅がこの旅だった。そういうときほど誰かとの旅行。あれほど焦った朝は未だにない……。先に友人だけ羽田から飛んでもらい、自分は後の便を取り直して高松へ。羽田ー高松間のフライトが1日に複数便あって助かった。昼には合流。友人に会い、うどんを食べ、こんぴらさんを訪ねてから、小豆島へ。そういえば、彼女は元気にしているのかな。


オリーブ色のポスト。



小豆島といえば。


車なしの小豆島はなかなかハイレベル。少ない本数のバスにお世話になりながら、行きたいところをいろいろ巡った。醤油ソフトを食べたり、エンジェルロードを訪ねたり、風車のある公園へ行ったり。近くの他の島に比べると大きな島だけれど、独特な時間の流れがあって、それがよかった気がする。


直島にて。



中に入って楽しむタイプ。



外から見て楽しむタイプ。


小豆島の次は直島へ。直島は自転車で回れるくらいの小さな島で、観光がしやすく楽しかった。島のそこここにあるオブジェや面白い展示を見ながら。美術館も見たけれど、島自体に散りばめられた、いろいろなものが面白かった。2人旅だったので、面白いものを見つけるたびに、オブジェとの大きさを比較するような写真を撮っていた。どれも大きいのである。


直島で泊まったゲストハウス。


直島には1泊。どこかで見つけてきたゲストハウスに泊まったのだけれど、ゲストハウスらしいラフな感じと独特な雰囲気がよかった。1日かけて島を探検して、夜はぐっすり寝る。そんな学生みたいな腕白旅を、大人になってからもしていたんだな。



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Writer

  • Yoko

    長野在住、北海道出身。世界一周予定が新型コロナウイルスの影響で中止に。東京から葉山、長野へと拠点を移しつつ、国内外を自由に旅している。レバンガ北海道(#11)とアイスが好き。フリーランスのWebライター・編集者。