Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #28
First time in Swiss
Contributed by Mizuki
Trip / 2023.10.11
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。
#28
今日はマサシ(詳しくは#27)とスイスのジュネーブに行く。
どうしてジュネーブか?
それはリヨンからのアクセスの良さ! フランスは北に行けばベルギーやドイツ、南に行けばスペインやイタリアなど様々な国と隣接しているが、リヨンからは同じアルプス地圏にあるスイスのジュネーブが近い。バスに乗ってたったの2時間くらいで、「そんな簡単に国境を跨ぐことができるの?!」と、島国の日本からやって来た私は驚いてしまった。
スイスと言えば何だろう? 『アルプスの少女ハイジ』とかチーズフォンデュが最初に思い浮ぶ。国連の本部がジュネーブにあったり、スイスは「永世中立国」と学校で学んだのも覚えている。だから何となくスイス=平和というイメージがあった。
さてジュネーブは実際どんな街だろうか??
約2時間のバスライドを終え、下車すると早速青い広大な湖の景色と、赤いスイスの国旗があちこちに見えた。湖の奥にはアルプスの山の景色が広がっていて、すぐに『アルプスの少女ハイジ』を連想した。湖の周りには高級ブティックやオフィスビルが並んでいて、自然とシティーが上手く共存した感じ。
気候はリヨンよりも肌寒く、暖かい飲み物が欲しくなった。そこで近くにあったカフェに寄ることに。店に入ると「Bonjour!」と感じの良いマダムが迎えてくれた。そうだ! スイスでもフランス語が通じるんだった。地域によるがスイスでは英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語が話されている。ジュネーブは地理的にフランスと隣接しているためフランス語が話される。フランス以外でフランス語を使ったのが今回で初めてだったから、すごく新鮮だった。店では Chocolat Chaud (ショコラショ=ホットチョコレート)をいただいた。そう言えば、スイスはチョコレートでも有名。世界を代表するチョコレート会社『Lindt』はスイスの会社だ。
『Cafeteria Auer』
なんと言ってもレトロで高級感のある空間が素敵だった。そこで新聞を片手にコーヒーを飲むムッシューの姿は絵になっていたな〜。
その後は街中を歩いて散歩した。その途中で素敵なパン屋さんを発見!
『Hautlé』
マサシもなかなか絵になるね〜
今日もクロワッサン♪
この日もノープランだった私たちは街をひたすら歩き回った。既に訪れたカフェやパン屋もそうだったが、スイスの街並みは高級感があってとてもクリーンなのが印象的だった。それに加え、私の目に止まったのが街を歩く人々の洗練されたファッション。シンプルさとラグジュアリー感を兼ね備えた品のあるスタイルがスイスの街並みにマッチングしていた。
親子でお揃いコーデはキュートすぎる♡
そしてワンちゃんフレンドリー☺︎
このように、思わずストリートファッションを撮りたくなるようなお洒落ぶり。街の人を観ているだけでもセンスが磨かれそう。
スイスと言えば、チーズフォンデュも欠かせない。ログハウス風の温かみのある空間で濃厚チーズを堪能してきた。
『Auberge de Saviese』
お皿がかわいい!
レストランの内観
ラグジュアリーさを持つスイスだが、物価はもちろん高い。しかもスイスで使われている通貨、スイス・フラン(Suiss Franc)は円換算するとユーロよりも高くなってしまう(1フラン=約163円)。そんなことは分かっていたが、精々3フラン=500円くらいだろうと思って買ったペットボトルの飲み物が6フラン=1000円くらいだった……。でも塩分たっぷりのチーズフォンデュの後に飲み物を買わないわけにはいかなかった。今度はフランスで買い出ししてから行くぞ!(笑)
そんなこともあったけど、スイス、すごく気に入った! フランス語が通じるのも嬉しい☺︎
日帰りで来れちゃう距離だし、また行きたいな。
À bientôt!
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Mizuki
東京の大学に通う21歳。純ジャパフレンチガール。生まれも育ちも日本、フランス語経験もゼロだったが、16歳でフランスへ留学。大学生となった今、再びフランスに留学中。慌ただしい日本の生活とは異なり、時間がゆったり流れる「バカンス大国」=フランスならではのライフスタイル、人生の楽しみ方、について留学体験と共に発信中。趣味は食べること、ダンス、ボクササイズ、ワイン(詳しくなりたい)。