BAMA Diary #2
The first day 2
Contributed by The break of dawn
Trip / 2023.12.14
#2
行きの飛行機では、Ayaと席が一列違った。私はブロンドヘアのアメリカ人女性がとなりで、Ayaはアメリカに暮らすベトナム人家族。
13時間のフライト中は映画を3本観て、暇になったら隣の人と喋った(慣れた顔をしていたけど、内心話しかける前はソワソワしていた)。
フライト中、昼ご飯が運ばれてきて、その後続けてスナック(といっても、ピザロールだよ。もうアメリカじゃん、Heavy……)、そして夜ご飯? 朝ご飯? かよくわからないご飯の後に、またスナック。
飛行機の中はずっと暗いから、もう何ご飯なんだかよくわからなくなってきた。身動きが取れずに、ずっとご飯だけが出てくる状況に頭がバグってくる(家畜ってこんな気持ちなのかな、もっと酷いと思うけど結構地獄)。もちろん食欲も湧いてこず、申し訳程度につつくくらい。
ベトナム人家族がライチをタッパーで持参していて、後ろ席だった私にもくれて、これはちょっとした思い出。飛行機の中は乾燥がひどいから、あのライチが結構美味しく感じたんだよね。それにしても、タッパーでライチ持ってくるの、結構勇者だな。税関とか大丈夫なのかな、心なしか私の知っているライチじゃなかった気もする(美味しかったけどね)。
サウス
アトランタに着いた! ここからトランジット4時間か……。
と思っていたけど、アトランタは広くて楽しい! 6つのConcourse(日本のターミナルみたいな)がある大きな空港では、空港内の電車で移動する。
空港を行き来する人々は白人と黒人が大半を占め、アジア人は……ほぼいない。
初めての景色、これがサウスか。
私たちが行く、アラバマまでの道のりは遠い。
アトランタからバーミングハムというアラバマ州一番の都市へは飛行機で40分ほど。バーミングハム着くのは夜9時半頃になる予定で、学校はさらに車で2時間半かかる。なので今日はバーミングハムに泊まり、翌朝大学がvanで迎えにきてくれることになっている。
飛行機から見えたサウスの空
バーミングハム空港に着くと、見たことがないほど閑散としていた。店は全然なく、シャッターも閉まっているし、タクシー・バス乗り場すらない。なにを言おうと、まず人が全然いない。そして私たちの携帯のサービスもない。なのに空港のWi-Fiもない。
困った。Uberも呼べない。途方に暮れながら、外に出て見渡してみると、車が2台くらい停まっていて、どうやらそれらは“タクシー”らしい。ガタイのいい黒人ドライバーが、乗るかい? みたいな感じで横をウロウロし始めた。
私たちの警戒心は100%だった。夜にタクシーなのかもわからない車にのって、初日にKidnapingされるのは御免だ(誘拐。またの名はHuman Trafficking、結構あるらしい、真面目に)。
それでも、もう手段がない、意を決して乗ることに。
ホテルまではそれほど遠くない道中、アパートが立ち並ぶストリートを走る。
全てが新しく見えたけど、暗い夜、外を歩く人は誰ひとりいなくて、とても静かで緊張感がある。日本の景色とはまるで違う。
タクシードライバーは20%のtipを要求してきて、私たちは言われるがまま払う。10分以内のドライブで60ドル払ったから多分ぼったくりなんだろうけど、もうどうでもいい。
WE MADE IT!!!(無事着いた!)
1室200ドルの部屋だけあるな! Queen Bed ×2!!
部屋をみて疲れも吹っ飛び、テンションが上がっている様子
明日はついに大学に行く日だ!Good Night!
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The break of dawn
私は「夜明け」が好きだ。ぼんやり明るくなって、あっという間に太陽が顔を出す、あの光といったら。Dawnという単語は、新たな時代の「夜明け」という意味もあり、とてもポジティブながら暗闇からの新しい兆し、希望みたいな意味があって、お気に入りの言葉。自分もそうでありたい。Make the world look alive. Dawn of new culture.