パリ編 ~ 忘れられない味 ~

Vive les vacances ! ~Time to spare Heart to spare~ #32

パリ編 ~ 忘れられない味 ~

Contributed by Mizuki

Trip / 2023.11.15

Vive les vacation!=“バカンス万歳!”
バカンスを生きがいにし、「暮らし」や「人生」に豊かさを求めるフランス人の生活を表す言葉。そんなフランスに留学中の大学生Mizukiさんが、現地から仕事やお金に執着せず、日々の生活をどう楽しむか、豊かな暮らしを送るヒントをシェア。


#32


2023年11月 @ Paris

ブルターニュ旅行を終え、私たちが向かったのはパリ! レンヌからTGVに乗ってパリへ移動する(約1時間半)。バカンスの時期ということもあって、電車の中では子供達がキャッキャと走り回っていた。フランスではどちらかというと放任主義の親が多いイメージで、電車で子供が駆け回っていてもあまり注意しない。日本ではそこの感覚が少し違うかもしれないが、電車内で出会った子供達が次々と友達になり輪を広げていく様子を見てほっこりした。

パリに着いたのは夜。レンヌでは夜ご飯を我慢してパリで食ベる! と決めてはいたものの、中心街まで出る元気はなかったので(両親は時差との戦い)ホテル付近でレストランを探すことに。そこで私が何となくGoogle mapで見つけたのが『Citrus』というレストラン。店に入るとすぐに高級感漂うバーカウンターが見えた。一瞬「敷居が高そう……」と思ったが、カジュアルな服装をしたギャルソンたちが感じ良く迎え入れてくれた。レストランがあるパリ8区は、政治・行政地区と言われていることもあって、スーツなどカチッとした服装のマダムとムッシューが多かった。リヨンではあまり見られない光景で、新鮮に感じて面白かった。考えて見ればリヨンでスーツ姿の人は滅多に見ないな!


Santé!(乾杯)


やっぱり都会ということもあって、英語が通じやすかったり、料理がサーブされるのが早かったりして「シティー」を感じた。(リヨンでは食事の時間を2時間くらい確保しておいた方がいい笑)これは今までマルセイユやリヨンで生活してきたからこその気づきだな。同じ国でも都市によって全然雰囲気が違う。そこが好きだな。

この店で注文したのが……

-タコのフリカッセ
-ホタテとカリフラワのソテー
-タイのホワイトリゾット
-アントルコートステーキ





付け合わせのポテトもハーブが効いていて最高なの


もう全部が美味しすぎて、パリに来たらリピートしたい店の一つになった。今までパリは何度か訪れたけど、「また行きたい!」を見つけられたのは初めて。「パリっぽさ」とか「ザ・フレンチ」を体験するのにピッタリの場所だと思う。ホテルに近いという理由でたまたま見つけた場所だったが、大正解だった! 最近はSNSで簡単に店探しができるし自分も普段からそれに頼っている。でもそれが期待外れだったり、人が多くて落ち着かなかったりすることも少なくはない。だからこそこんな偶然の出会いも大切にしたいな☺︎

レストランでの注文もそうだが、ホテルの手続きなど、この旅ではツアーガイド・通訳になった気分だった。ただギャルソンを呼んでコミュニケーションを取っているだけでも、ママとパパは「すごいね〜」って言ってくれる。この旅では褒められてばっかりで自己肯定感が上がる(笑)。

食事を終えた私たちは大満足で、真っ直ぐホテルに戻った。


パリではアパルトマン風ホテル Hôtel La Canopée にステイ


レストランの洗練された雰囲気とか、ホテルの壁紙やインテリとか、パリには至る所にインスピレーションが広がっていて、ワクワクが止まらない。

明日は芸術家の街「モンマルトル」へ行く。

続く!


À bientôt!



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